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雇用保険でもらえるお金を知っている?

はじめに

 雇用保険って聞いたことがある人や、雇用保険料を毎月の給与から差し引かれているという人は多いいらっしゃると思います。

 ですが、雇用保険でどんな時にいくらもらえるのか?を正確に把握している人は少ないと思います。

 実は、良く知られている失業手当以外にも、雇用保険に加入しているおかげで受け取れる手当や給付金がいくつもあるのです。

雇用保険って何?

 雇用保険は「労働者の生活と雇用の安定」や「就職の促進」のために、失業された方や教育訓練を受けられる方などに対して、失業等給付を支給する制度になります。

 健康保険や年金と同じように、対象者は雇用保険に強制的に加入して保険料を支払っていくことになります。

 ちなみに雇用保険の保険料は、労働者(雇われている人・保険の対象になる人)が賃金の0.3~0.4%、事業主(雇っている人)が賃金の0.6~0.8%を支払っています。

 法改正によって、2022年10月以降は一般的な業種で働く労働者の負担は0.2%引き上げられる見込みです。

 雇用保険を受給できるのは、主に以下の3パターンに該当する時です。

☑失業した
☑雇われ続けるのが難しい状況(育児、介護、高齢など)になった
☑スキルアップのための訓練を受けた
 もう少し具体的にみていくと…。

「雇用保険で受け取れるお金」一覧

 雇用保険で受け取れるお金には、図表1のような種類があります。

【図表1】

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(厚生労働省 ハローワーク インターネットサービス「雇用保険制度の概要」などを参考に筆者作成)

 かなり数が多く、それぞれに受け取るための細かい条件があります。

 自分が対象になるのか良く分からない時は、最寄りのハローワークに問い合わせて確認してみると良いと思います。


最後に

 失業手当だけではなく、 育休やスキルアップにも役立つ雇用保険もあり、雇用保険は、案外いろいろな場面で役に立ちますので、是非、利用されてみたはいかがですか。

 手当や給付金は自分で気付いて請求手続きをしないといけないものが多いので、「そもそもそんな制度があるなんて知らなかった!」という方が非常に多く、本来受け取れるはずのお金を受け取りそびれてしまったという方も多いので要チェックです。

 せっかく雇用保険料を支払っているなら、ここでご紹介したような手当や給付金を頭の片隅に置いておくと、困った時にとても活用できるかもしれませんので、お忘れなく!



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