大谷翔平を見に女1人でアメリカへ飛び、ラスベガスで財布を落とした話〜準備編〜
2023年3月下旬。汗ばんだ右手でマウスを掴みながら、私は自分で自分の行動にドン引きしていた。
アメリカ行きの航空券を買ってしまったのである!
それはWBCで日本が優勝してから、わずか数日後のことだったと記憶している。
「私はこのまま、大谷翔平を生で見ずに人生を終えて後悔しないのか?」
この思いがふつふつと湧いてしまったのだ。
厳密に言うと私は大谷を見たことはある。
日ハム時代に札幌ドームまで見に行っていたし、空港ですれ違ったこともある(周りに誰一人いなかったから、「大