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創作意欲に燃えた、海外最後の1ヶ月|2024年12月のこと

年が明けてから、もう一ヶ月が経ちましたね。みなさんお元気ですか。私は昨年12月末に約1年のコートジボワール生活を終え、日本に帰国しました。帰国してからはなかなか生活のペースが取り戻せず、この振り返りもずるずると月末まで引っ張ってしまいました。でも、12月はとても創作意欲に燃えていたので書き残しておきたい!ということで、かなり今更感もありますがよろしければお付き合いくださいませ。

わたしについて
1986年、神奈川生まれ。好きなことは音楽とかアートとか海外とか。それらのジャンルと、文章・写真・映像・イラストといった方法をかけあわせて何かしたいな、と思っています。
大学時代は視覚文化コースに在籍し、西洋美術史を専攻。卒業後、衣料品販売、経理事務、Webディレクターを経験。結婚を機に中国地方へ転居、のんびり専業主婦をしていた矢先に夫の海外赴任が決まり、2021年より約4年間西アフリカ生活を送っていました。現在は日本に帰国中。



12月のとりくみ


▶文章

コートジボワールの思い出を書き残しはじめた

たくさん思い出ができたコートジボワール生活。記憶が鮮明なうちに書き残しておこうとPBCI🇨🇮というシリーズを始めました。ちなみにPBCIとは「Playback Côte d’Ivoire」の略。#01は、日本からコートジボワールの旅路でおきたエピソードあれこれです。


インタビュー体験
受講しているキャリアスクールSHElikesで開催された、ライターを目指す受講生のためのワークショップに参加しました。受講生同士でペアを組み、インタビューをし合うという内容です。
今後も海外での生活が何年か続きそうなので、いつか、現地の方のお話を聞いて書き残せたらいいな……という夢を密かに持っています。(そのためには語学力も上げないとな)
実際にインタビューするのは緊張したけれど、着地点を意識して質問を重ねていく感覚は楽しかったです!ペアの方からは「質問の仕方が上手!インタビュイーの気持ちに寄り添いつつ、話したくなるような問いかけだった」とお褒めの言葉をいただき、自分では気づかなかった意外な得意を発見しました。


▶写真

PIXTA写真販売登録30枚
11月から始めたPIXTAでの写真販売。上限の30枚、登録できました。審査もすべて通過。
ストックフォトは、写真の選定〜レタッチ〜タイトルやタグなどの情報入力、と結構やることが多いので面倒ではありますが、先述のSHElikesで開催されている各種もくもく会(会員同士がZoomで同じ時間に集まり自由に作業などをする、定期開催の会)を活用し、取り組む時間を決めてこつこつ少しずつ進めていきました。


▶映像

スマホ動画制作イベントに参加
『スマホ1台で動画制作はじめます!』の著者JEMMAさんが講師をされたイベントに参加しました。こちらもSHElikesでの開催。

Capcutを使用してVlogを作る方法を3ステップでレクチャーしてくださいました。
私は動画作成に興味があると言いつつスマホアプリでの編集は遠ざけていました。あの小さい画面で細かい操作がどうも苦手で……。でもイベント中に基本操作を説明しながらあっという間に短尺動画ができあがる様子を見て、なんだかできそう!という気持ちになり、1月にはリールを作ることになります。その話は、また次回。


▶イラスト

プレゼント用のイラスト作成
2ヶ月という超短期間で、ピアノ初心者の私に4曲弾けるようご指導くださった先生へのお礼のイラストです。

Procreateで描いて印刷したものだけをお渡しするわけにもいかないので額に入れてみました
それっぽくなった、、、と思います

ピアノのお教室に飾ってくださっているそうで、それを見た他の生徒さんも「イイね👍🏻」と言っていると、後日先生がメッセージで教えて下さいました。
誰かのために描くのは初めてで「感謝の気持ちを形で伝えたくて描いたけど、迷惑じゃないかな」とお渡ししたあとも心配でしたが、先生だけでなく他の方にも好感をもっていただけて嬉しく、ほっとしたきもちになりました。

(ちなみに、ピアノレッスンをはじめた話のnoteもあります↓)


▶クライアントワーク

文字起こし5本
ライターさんのお手伝いで、企業インタビューの文字起こしをさせていただきました。文字起こしは、かれこれ6年ほど不定期でご依頼いただいています。自分の活動範囲だけでは知り得ない分野の業界のお話を聞くことができるのでとても興味深く、好きなお仕事です!



12月観て聴いてよかったもの


マンディゴ・オペラ『SOUNDJATA KEITA (スンジャタ・ケイタ)』

https://institutfrancais.ci/events/soundjata-keita/ より引用

まさかアフリカでこんな舞台を見られるとは!西アフリカのギニアやコートジボワール、マリなどにまたがって居住する部族、マンディゴ族。その帝国の建国の祖スンジャタ・ケイタの物語です。この英雄の物語は、コートジボワールでとても人気があるそう。
いわゆる西洋の”オペラ”というよりは、ミュージカルのような雰囲気。とは言え色鮮やかな衣装や力強い音楽と歌とダンスは、一般的に日本で見られるミュージカルとも違いアフリカ特有の生命力にあふれていて、2時間のパフォーマンス中ずっと目が離せませんでした!



12月の思い出


ピアノの発表会
上記イラストの項目でもご紹介した2ヶ月短期集中ピアノレッスンの成果発表として、ミニミニコンサートを開催しました。場所は先生のご自宅のお教室で、観客は夫やお友達など5名。アットホームな雰囲気でしたが緊張しちゃって、練習で一度も問題なかったところで間違えてしまい頭が真っ白に😂演奏が止まってしまうという、息が止まりそうな場面もありましたが、なんとかリカバリーして(できたのか?)4曲弾き終えました。
それでも演奏後、聴いてくださったみなさんは温かな拍手と笑顔をむけてくださり、演奏は失敗したけどコンサートは失敗じゃなかったな、と思いました。
何かをするとき、私は完璧に美しく仕上げることを唯一のゴールにしがちです。それができなければ失敗である、と。でもコンサートの数日前、ある方に「ちずさんが演奏するからこそ喜んでくれる人もいると思うよ」と言っていただいたのですが、なんだかその意味が実感を伴って少しわかった気がします。


コートジボワール生活終了
実は、この滞在は一時的なものになる予定でした。もともとニジェールという国に住んでいたのですが、2023年7月にクーデターが起き緊急国外退避となり、一度日本に戻ったあとコートジボワールに来て、またニジェールに戻れるタイミングを見計らっていました。しかし様々な事情でそれは叶わず、結局1年ほど生活することになりました。

コートジボワールでは、アビジャンという街で暮らしました。ここは西アフリカで一番経済が発展をしている都市。ニジェールで日常茶飯事だった停電や断水はほぼ無く(ゼロではないですが)、ハイパーマーケットという外資の大型スーパーがあって物も手に入りやすく、美味しいレストランも数えきれないほどあり、生活には困りません。

牧歌的で不自由ささえも愛おしいニジェールへの想いが強すぎるがゆえ、最初は「こんな都会に馴染めない」とあまり好きになれませんでした。しかしコートジボワールは比較的治安が良いので外出しやすく、日本人が多く一緒にお出かけする機会も多かったので、楽しい思い出がたくさんできました。

また、明るく陽気で開放的なイボワール人たちの雰囲気は「せっかくここに居るんだから、今できることを楽しまなくちゃな」と思わせてくれた気がします。

今できることを楽しむ。これは日本にいる”今”にも言えること。生まれ育った国だから忘れがちだけど、どこにいてもその気持ちは忘れないでいたいなと思います。

アビジャンは空前の建設ラッシュ。途上国的な面と、近代的な面が共存している。


それでは、また次回。

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