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【駐妻のキャリア】フリーランスの選択肢がある時代に、私が会社に属したいと思った理由


はじめに

今回のnote では、現代では個人業(フリーランス)としてお金を稼ぐ道も多くある中で、なぜ私がアメリカで【会社】に属して働きたいと思ったのかについてお話しします。

今の時代、パソコンやスマホ一台あればどこからでも働ける時代になりました。

実際、海外にお住まいの方(駐在妻など)でもフリーランスとしてブログやインスタなどでの発信から収入を得ていたり、リモートで日本とのお仕事をされている方も多くいらっしゃると思います。

私自身も昔から発信が好きで、ブログやインスタなど様々な発信媒体に手を出しては続いたり、挫折したり…の繰り返しでした。

※結婚してから現在に至るまでの発信遍歴はこちら▼

実は、子供を出産してから専業主婦の間にはブログの収益化に挑戦したことがありました。

しかしある2つの理由から、ブログの収益化に挫折しています。

現在行っているインスタグラムでの発信も、もちろん『何か自分の将来に繋がれば』といった気持ちではやっているのですが、SNSだけを主軸に頑張っていきたいという気持ちには今現在のところは至っていません

(※インスタを仕事にしている主婦の方、今の時代は多いですよね。
私も一通りの仕組みについては昨年書籍を読むなどして勉強しました。
お金の面でも大変だけど夢のある仕事ですし、忙しいママ・主婦たちにとってはフレキシブルで理にかなっている働き方だと思います)

さて、つらつらと前置きが長くなりましたが、専業主婦生活5年の間で思考・行動共に様々な変遷を経て、いったんはアメリカ現地でパートタイムの仕事という形にたどり着いた私。

今回はここに至るまでの私の思考の分解・なぜ現時点ではフリーランス(個人業)でなく"会社"に属したいと思ったのか、この辺りを詳しくお話ししたいと思います。

私個人の経験談とはなりますが、どなたかの今後の行動のヒントとなりましたら幸いです。

1.SNSで食べていく大変さについて考える

①ブログに2回挫折した過去-自己管理能力の重要性に気づく

様々な発信、時に収益化を目指した動きを通じて私が気づいたのは、こうした個人業で食べていくには会社員以上に【自己管理能力】が重要だということ。

ブロガーやInstagramのインフルエンサーと呼ばれる方々、自由気ままに働けていいなぁと端からは見えるのですが、実際はものすごく大変だろうなと思います。

詳しくは上記の発信遍歴のnoteに書いているのですが、私はブログに2回挫折した過去があります。

一つは有料サーバーを購入して取り組んだ育児ブログ、もう一つが駐在生活を綴るためにはじめたアメブロです。

どちらも継続期間は一年弱でしょうか。
記事を書くことが続かなくなり、気づいたらやめていました…

育児ブログを作っていた時は、ブログの収益化についても勉強して、
アフェリエイトサイトに登録して収益化も目指していました。 
(数万円、サーバー代回収できる程度の収益は発生。現在はブログ閉鎖済み)

しかし、どうにもマメに続けることが難しかったんですよね…

インスタグラムはマメに更新できているので、単純にブログが自分に合っていなかったのかなとも思います。

ただここで気づいたのは、こうした発信を本気で生業にしたいのならば、
厳しい自己管理が必要
ということ。

会社に属している訳ではないので、自分次第でいくらでもサボれるし、逆にきちんと続ければ会社員以上の収入を得られるチャンスもあります。

では自分がこれを主の生業にしていきたいかと考えた時、フレキシブルな働き方はとても魅力的である一方、自分を厳しく管理し、そして一人孤独と戦わなくてはいけないということに考えさせられるものがありました。

②心が消耗-SNSでの仕事が向いていないかもと感じた出来事

正直、数万フォロワーレベルの大きなアカウントを持っている訳ではないので、私にまだ見えていない景色も沢山あるという前提で書かせて下さい。

インスタ(現在約4,000フォロワー)での発信をする中で、PR案件の依頼が今までに4,5件はあったと思います。

商品を提供するので宣伝してほしい、有料広告を掲載してほしいetc.

(こんなレベルのフォロワー数でもたまに依頼があるので、世のインフルエンサーと呼ばれる方々には物凄い数の依頼が来ていることでしょう…)

そんな中、過去に一件とあるPR案件を受けたのですが、またそれが、自分の今後の在りたい姿を考えさせられる一つの出来事になりました。

『対価がもらえるのなら全力で商品を宣伝する!(※仕事だから)』と、仕事としてある程度割り切ったマインドを保てる人にはこうした仕事は向いていると思います。

※仕事として生きていくと決めたならば好きじゃなくてもこなさなくてはいけないのは、こういったSNSに限らずどんな職種でも一緒ですが…

ただ私の場合、そのとある案件を遂行する中で、『心の中で100%のYESが言えないものはやりたくない』というマインドに気づいたんですよね。

つくづく真面目で不器用な性格が起因しているなと自分でも思うのですが、この一件は自分のなりたい姿を考えさせられるキッカケとなったので、今となっては良い経験だったと思います。

そんな一連の発信に関する出来事と、次章で述べる3つの理由から、私は会社に属すという選択をしました。

2.アメリカ現地で会社に属したいと考えた理由

①人との関わりが欲しい

そんなこと?と思われるかもしれませんが、駐在妻になってから日本に居た時と比べて孤独感に襲われることが増えました

下手したら夫以外の大人とはほぼ話さない日もあり、日本にいる家族も時差の関係でいつでも気軽に話せるわけではない。

そんな中で、やはり仕事をする中で人との関わりが欲しいと気づきました。

現在の仕事はリモートワークですが、それでも日々ミーティングで複数名の方とお話させていただく機会があり、個人的にはこれに本当に心救われています…

いくら仕事とはいえ、第三者の大人の方と関わりを持てるのは本当にありがたく感じています。

②帰国後のキャリアに繫げたい

現在期間限定のアメリカ生活をしていますが、駐在である限りはいずれ本帰国のタイミングがやって来ます。

私は日本で勤めていた会社を既に退職済みなので、帰国した場合の職探しは一からスタートします。

その時に『アメリカで働いた経験』は多かれ少なかれ自分を助けてくれるはずだと思いました。

自分の将来がどうなるかなんて分からないし、日本に帰ってからやりたいことが明確に決まっているわけではありません。

ただ、今積み重ねた点がどこかで線になるタイミングが来るかもしれないので、出来る種まきは極力しておきたいと思ったのです。

いつの日かの履歴書に書けるキャリアの一つになるよう、今の仕事を出来る限り全うするつもりです。

③ドルの収入が欲しい

浅はかな理由に聞こえますが、駐在妻の方なら理解してくれる方が多いのではないでしょうか。

駐在帯同する前、日本ではお仕事をされていて、ある程度ご自身の貯金がある方も多いと思います。
(私も働いていた期間は長くないものの、若い頃はかなりの貯金癖があったので、NYで自分の遊び数年分に使えるくらいの貯金はあります(笑))

でもそのお金ってこちらに来てしまうと簡単には使えないんですよね。

海外送金は手間と手数料がかかるし、アメリカで自分の銀行口座を作るのも日本と違って一筋縄ではいきません。

そんなわけで、基本的には夫のドル収入を使うというパターンがほとんどだと思います。

実は日本とリモートで仕事をして円で収入を得ることも一時期真剣に考えていました。クラウドワークスに登録したり、日本の求人サイトでリモート可の仕事を探したり。

しかし結局、現在の生活で私が自由を手に入れるには『ドル』が必要という結論に行き着きました。

あとは、アメリカにいながら日本で収入を得た場合の税金とか諸々のことをきちんと勉強するのが面倒だったというのもあります…
(面倒くさがりな性格が災いした)

まとめ

1,2で書いたことをまとめると、私がフリーランスではなく会社に属したいと思った理由として

①ブログ等、完全な自分業で稼ぐ場合には高い自己管理能力が必要
→挫折した過去から、自分には会社勤めの方が向いているかもと気づいた

②SNSなどで食べていく人たちの大変さ・闇の部分を知った経験
→たとえフレキシブルな働き方を叶えられても、主軸の生業にはしたくない

③人との関わりが欲しい
→駐在妻は孤独を感じやすい。第三者との関わりで心救われる部分大

④帰国後のキャリアに繋げたい
→次に日本で仕事を探すとき『アメリカで働いた経験』は自分を助けてくれるはず

⑤ドルの収入が欲しい
→アメリカ生活、金銭面での窮屈さが私にとっては大きなストレスだった。ドルを得られればある程度解決する。

この5つだと分析しました。

フリーランスについて、実際に経験したわけではないので理解不足の面も多々あるかと思います。一人黙々と机に向かうだけでなく、人との関わりを持てる仕事もあると想像しています。

ただ今の自分には、厳しい自己管理をするよりも組織に属してやるべきことを着々とこなしていくことの方が、性格的にもあっているように感じます。

一駐在妻の働き方の一例となりますが、どなたかがキャリアを考える時のヒントとなれば幸いです。

アメリカでの仕事の探し方のプロセス的な部分は、こちらのノートにまとめてあります▼

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

この『駐在妻のモヤモヤを紐解くnote』では、自身が経験したアイデンティティロスやモヤモヤで苦しんだ経験を踏まえながら、現在モヤモヤしている駐在妻の方のヒントになりそうだと思ったことを書き記しています。

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