13年前の3.11
13年前の3/11震災発生時、まだ駆け出しのコピーライターだった私は先輩のお使いで西五反田のTSUTAYAに居た。
突然ザワつく店内と地鳴りの様なこれまでにない違和感。次の瞬間、店内の数人は咄嗟に入口に走った。呆気に取られてる間に前後のCD棚が激しく揺れた。棚の間には私と中学生くらいの女の子。互いに目が合った次の瞬間、夢中で手を引き(繋ぎ)入口に走った。必死に走れと叫んでくれた男性もいた。
気付いたら店の外にいて人が溢れていた。私たちがさっきまで居た棚はドミノ倒しだった。女の子も叫んでくれた男性も、無事を確認した次の瞬間には見失ってしまった。
その時の夢を今でもたまにみる。
あの時、数秒手を取るのが遅かったら?男性が叫んでくれなかったら?どうなっていただろう。
その後はニュースで知った東北の状況を飲み込めないままあったいう間に時間が過ぎていった。その後も日本は地震、津波、洪水、土砂崩れといった自然災害、コロナ禍、いろんなことを経験してる。
悲しみを無理に記憶する必要はないが、自然の脅威、いざという時にどうするか、助け合うために何ができるか。を時々、思い起こして刻んでいたいとは思う。
東日本大震災から13年。
2024.3.11