記録の大切さ
第一子のモモタ(仮名)が生まれてから、100日が経った。「ようやく100日か」というのが、率直な感想だ。
ただ、成人=20歳(今年4月からは18歳になるんだっけ)になるまで、あとおよそ7200日もある。人生80年という視点に立てば、100日なんてほんのわずかな時間に過ぎない。
100日しかない浅い子育て経験の中で「子育てをしている中で、大事なものを挙げるとすればなんですか」と聞かれたと仮定する。
三番目ぐらいに「記録が大事」と答える。
ピヨログさまさま
我が家では、モモタが生まれた日から「ピヨログ」というアプリで、モモタの様々な活動を記録している。
ピヨログは、うんちやおしっこをした回数、ミルクや搾母乳をした回数、寝た時間に起きた時間などを記録できるアプリで、その日のコメントや写真も記入できる、なかなか優れたアプリだ。
メリットは情報の共有
ピヨログで記録することの一番のメリットは、モモタの状況を夫婦間で共有できることだ。
例えば、モモタが泣き始めたとき。ピヨログを見て、ミルクを上げてから3〜4時間経過していたとすれば「ああ、きっとお腹が空き始めたんだ」と推測できる。
夜中に泣き始めた時には「そろそろオムツ替えだな」と分かるのだ。
ピヨログ=大海でのコンパス
さらに、「今日は何回おしっこしただろうか」「もう3日もうんちしてないなぁ」といった振り返りをするのにも役立つ。ピヨログのない子育ては、コンパスをもたずに航海に出るのと同じ、と言ったら言い過ぎではあるが、もしピヨログを使わずに子育てをしていたとすると、妻を怒らせる回数は今の倍以上に増えるだろう。
怒られる運命までは変えられない
こんなやり取りが交わされることが、容易にイメージできる。「あれ、ミルクって前回いつあげたっけ?」と妻に聞けば「それぐらい覚えておきなさいよ!自分の子どものことでしょ!」というような。
ピヨログによって、精神衛生的にも健やかになれるのだ。(ただ、記録するのを忘れると、それはそれで怒られる。いずれにしても怒られる運命であるということに変わりはない)
子育てにおいてですら記録とはこれほど重要な地位を占めているのだから、日本政府も統計処理や省庁の面会記録などはきちっとやってほしいものである。
彼、彼女らはピヨログを使ったことがあるのか。記録の大切さを身をもって知って欲しい。と妙な憤りを示すことすらある。
2位は寝ている子どもを起こさないこと
ちなみに「子育てで大事なもの」の1位は、妻を怒らせないことである。2位は「寝ているモモタを起こさないこと」だ。