「環境」というワードを聞くと、半ば条件反射的に頭に浮かぶフレーズがある。
今回は、赤ちゃんを環境に慣れさせることが、子育てを結構楽ちんにするぞ、きっと。ということについてです。
(引用部分で筆者のおおよその年齢がお分かりいただけるだろう)
音で起きちゃう
子育て中の友人(たいていは女性になるのだが)との会話で、トピックになるのが「うちの子は少しでも音がすると起きちゃうの」問題だ。
生後5ヶ月になったモモタ(仮名)の場合、騒がしい環境でも寝付くし、寝続ける。
テレビの音はもちろん、ドライヤーをかけても、夜間飛行しているヘリコプターの轟音(近くの病院に着陸するドクターヘリと思われる)でも起きない。寝続ける。とってもたくましいのだ。
少しづつ大きな音を出して実験する
はじめからモモタがこの環境に順応していたわけではなく、生まれて数日後に病院か自宅に戻ってきたころには、我々も音に気を遣っていた。
なるべく大きな音を出さないように玄関ドアをそっと閉めたり、キッチンの水音を立てないようにしたり。
けれど、子どもが寝たからといって、生活音のボリュームを低いままにしていては、大人たちの生活がままならない。
ということに結構早い段階で気づいた。振り返れば、モモタが昼寝をしているときに、掃除機を遠慮なくかけてみる、というところから始めて、慣らしていった気がする。
個性なので仕方ない
家族や友人の話を聞くと
「一切の音のしない静寂が支配する空間でないと寝付かない」
「家のベッドじゃないとぐずって全然だめ」
という赤ちゃんもいるようだ。
それもこれも個性なので善し悪しなんてもちろんない。
と同じことだろう、きっと。
ただ思うのは、それだと親も本当に大変だよなー、だ。
私が思うのは、生活音がきっかけで、赤ちゃんが泣いてもしばらく放っておくことだ。この現代で静寂が支配する空間なんてものはないのだから、慣れさせる以外の選択肢がない。
なんだかんだ言っても
モモタに関しては騒音だけでなく、生後2カ月にして日本へ一時帰国するために、約7時間のフライトを経験させられたり、東京ー名古屋間を新幹線移動したりと、いろいろ連れ回されていた。
「子どもを優先しないなんて、なんてひどい親だ!」
との非難を受けるかもしれないけれど、親には親の事情があるのだ。
子どもを生活の中心ばかりにはしていられない。
ただ、騒音の環境下で寝させたり、連れ回したりしたとしても常に思っているのは
ということなのだ。
(セロリは子を思う親の歌だったのか、と思うぐらいしっくりくる)
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