会話について
私は1人で行動するのが好き。買い物も、学校もたいていの用事は1人でこなしている。昔は1人で入れなかったレストランも今ではファミレスでも1人で食事できる様になった。別にこれを誇るつもりは無いけれど他の人にこの話をするとすごいといってもらえる事が多い。でもその後に「さみしくならないの?」「話したくならないの?」と聞かれることも多い。誰かといるとその人に合わせてしまう癖があって、会話も色々考えているうちに続かないといったことがよく起きるので1人のほうが楽だと思っている。
しかし、最近になって1人で街を歩いていたりカフェで休んでいると近くの人から話しかけられる事がある。道を聞かれたり、勉強していると賢いといってもらえたり、この前はイヤホンをつけて音楽を聞いていたらご老人からイヤホンについて色々と質問責めにあった事がある。何か用事があるときは面倒に感じることも多いが、基本的に人と話すのは嫌いではない。服屋さんに行って店員さんと話をしながら買い物をするのが好きだし知らない人から話しかけられてもそこまで不審がることもない。1人の方が楽だと書いておきながら矛盾してるように感じるかもしれないが、継続的な会話と一時的な会話、あるいは目的のはっきりした会話とそうではない会話はりんごとバナナくらい別物だと考えている。
まず前者の区別だが継続的な会話というのは言い換えると関係構築のための会話と言える。他人同士、店員と客などあらかじめ関係がはっきりしている者同士の会話は得意だ。しかしそういった関係がなく、クラスメイトやバイト仲間などこれから関係が発展するかもしれないという可能性が秘められた人との会話はめっぽう苦手だ。今後のことを考えてどう思われてしまうかを考えてしまうし、過剰に自己開示をしてしまう事がある。要するに適切な関係のステップアップができないのだ。
そして後者の区別として目的があるかどうか。これは他人同士である隣の席の人との会話は目的がない様に感じるかもしれないが、単に時間を潰したいという素直な目的がある。相手も1人で私も1人なので誰かと適当に話がしたいという目的のもとどちらかから会話を始めるのだ。(まあ私から始めたことはないけれど)私は目的のある会話が好きで得意なので学校のグループワークやアルバイトの業務に関する会話は得意なほうだ
。面接や会議などの形式ばった会話も得意だ。
しかし授業や面接が終わった後のブレイクタイムの会話はかなり苦手だ。どう応えれば良いか疑心暗鬼になってしまい曖昧な返事しかできない。その結果会話が続かず沈黙になってしまうが、私は目的のない会話をするくらいなら沈黙の方がマシだと思っているので、そのまま会話が始まる事がなく時間が過ぎてしまう。ここまで読んでくださった方は、会話は種類によって全くの別物になってしまうという考えに少しは納得していただけるだろう。この文章も会話について書きたいという目的があり、この話をこのさき続けていこうという意思はないので書きやすくて書いていて楽しかった。