#260【劇評・賛】 カラーパープル(1/2)
こんばんは!なんと、夜になってしまった……
今日もお読みくださってありがとうございます!
アメリカ大統領選、トランプの勝利
冬に見ていたこの映画の感想を書きそびれていて、内容も忘れてきちゃったしもうオクラかな、と思っていたのですが、このほどアメリカ大統領選でトランプ氏が大勝利をおさめ、SNSで「黒人男性の女性(特に黒人女性)への差別感情」について言及している人がいらしたので、この映画について書くべきだと思い至りました。
しかし、接戦になると言われていたのに早く決まってびっくりしましたね。
ヒラリー氏の時といい、アメリカのミソジニーは根深いなあと思ったのでした。
我が心の師・内田樹先生は、アメリカのミソジニーについて、次のように語っておられます。
うーん、それはそれでやむにやまれぬ事情というか、納得してしまう……。
確かに小さいころ、「名画」と言われる映画を観てもたいてい、女性が男性を選ぶ構図でなんか違和感を感じていた気がする。
また、黒人男性の女性差別感情、という話に触れると、うーん……。
「どんな男性より女性が無条件で劣位」という刷り込みがあれば男性内のヒエラルキー構造維持にはそりゃ便利でしょうけど、ヒエラルキー下層男性の鬱屈を女性へ転嫁して得するのは結局、ヒエラルキー上層男性なのでは。
そしてその得するはずのエリート層はリベラル化していると言われているのに、そうでない男性たちが保守化して旧来のヒエラルキー構造に居ついているというのは、なんだか皮肉ですね。
そんなにシンプルじゃないでしょうけど。
かたや日本では、百田尚樹氏が「女性は30歳越えたら子宮摘出」と発言したとか、松本人志氏が、被害女性の証言の前に訴訟取り下げただけなのに復帰騒ぎとか……どこも根深いなあ……(ジャンポケ齋藤氏も松本人志氏も、物的証拠が出ていないという点では同一)。
個人的にはオズワルド伊藤氏が松本氏復帰に歓喜のツイートしてたことに、頼むから妹の足引っ張んなよ、と思ったのでした。
あ、本題に入る前に日付が変わっちゃう。
今日はこのへんで~。