#102【日記】ネットワークビジネスの思い出(2)
今日もお読みくださってありがとうございます!
昨日の続きです。
むぅちゃんの話にくらたは
金銭の上下関係を、友達から持ち掛けられたことへの拒否感、大切な関係性を相手は同じように思っていなかったのかというショック、こんな香ばしいものにわたしが騙されると思うのか?という怒り……。
でも当時はこのことをうまく言語化できなくて、「何その話、バカにしてるの?」と言っててしまいました。
本人は芯から善意のつもりでいたのでしょう、むぅちゃんは「??バカになんてしてないよ!?どうして?!」と、とても困惑していました。
前提としてむぅちゃんはお金持ちの家の娘さんだったので、1か月4万円の美容液もわたしほどには奇異に感じていませんでした。また、「友達を商売の取引相手にすることがモラルに反する」という価値観をまったく持っていないようすでした。考えるより行動派のむぅちゃんらしく、そこまで考えてなかったのかもしれません。
「この素晴らしい商品を大事な友達に伝えたい」というほうに強く意識が向いているようにくらたには見えました。それは彼女の「正直で不器用で、考えるより行動派で、エネルギッシュでひたむき」という美点と同じ根っこから来ている。
(と、わたしは今でも思っているが、別の友達に言わせれば「ノルマで困ってたんじゃない?」という見方もある。くらたがむぅちゃんを好きすぎて美化しているのかも??)
ネットワークビジネスって違法なの?
ネットワークビジネスは、ネットで検索してもわかるように、一般にマイナスのイメージを持たれています。くらただって、昨日の記事冒頭の1,500円ケチャップのおばさんの一件ですっかり面倒事だと思っていました。
むぅちゃんから連絡がきたとき、その時職場で隣席だった大先輩に話したら、「そりゃ縁を切るしかないね」とぶったぎられました。ガーン…!!
しかし、ネットワークビジネスは違法ではありません。
※詳細は引用元をご確認ください。
実際、ネットワークビジネスはダメだという諸先輩方に、「違法じゃないなら、なんでダメなんでしょう」と更問してみると、誰であっても「説明できないけどダメ」「ダメなものはダメ」以上の返答はありませんでした。
むむーう。
くらたもいやだとは思うのよ。
でも「ダメなものはダメ」では、むぅちゃんに説明できない。
今調べてみたところ、消費者センターでは
と書かれていました。なるほど……。
むうちゃんとのやり取りは平行線
むぅちゃんとはその後もネットワークビジネスをめぐって何度もやりとりをしたけれど、まったく平行線でした。
むぅちゃんは連絡してきた最初から「目的」を明示していました。
かなり具体的な効果の説明があったので薬機法はちょっとヤバかったかもしれないけど、「個人の感想です」と付けたCMなんていくらもあるし、おおむね違法性はなかったのです。
また、むぅちゃんは実際に収益を上げていたのか、確実に販売を拡大していっていました。そのむぅちゃんに、上記のとおり、借金がどうとか、人間関係が壊れるとか言ってもあまり当てはまらなさそうです。
むぅちゃんはその時、親会員が受け取るために価格に上乗せされている部分について、「普通の商品だって宣伝広告や店舗費用がかかっているでしょ」と言っていました。また、歩合制の営業をしている感覚だと言っていました。
うーん、上乗せ分については確かに一理あるけど、歩合制の営業は違う気がする。より早く入会して子会員が増えれば増えるほど不労所得が増える、というようなことは営業には起こらない。
ネットワークビジネス界隈では誇大広告などの違法行為が起こりやすいという問題や、借金問題につながりやすいから、人間関係が壊れやすいからダメ、と言ってしまうと、それらの問題が起こらなければOK、みたいに思えます。実際、むぅちゃんは違反さえしなければ何の問題があるの?って思っている。
でも、それらの問題が起こらなくたって、OKではない気がする。
それはなぜか。先輩方をして「縁を切るしかない」「ダメなものはダメ」と言わしめるのは何物か。
続きます。
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