人生で初めてのダーニング
令和4年の靴下づくりの途中なのですが、
書こうと思ってうっかり書き忘れていたことがあったので
ここで書いておこうと・・・
みなさんのひつじのくつした、穴あいてないですか?
周りのみんなに聞いても「あいてないよ」と言われるので
私の靴の履き方・サイズ・仕様が合ってないんでしょうね。。
冬の間ほぼ毎日履き続けたのでそのせいかもしれませんが。
私の靴下は悲しいことにかかとの上の方が
擦れてしまって、穴があいたりすっかり薄くなったり
してしまっていました。
とはいえ、それ以外のところは全く何もなってない!
捨てるなんでできない。。
この履き心地のよい靴下…捨てたくないし、むしろまだ
履いていたいのに。
ウールの靴下は残念ながら化学繊維の靴下に比べ
耐久性は劣るのです。
ということで、やってみました!
人生初のダーニング。
ダーニングとは、穴のあいた衣類などを補修する英国発祥の技術。
なんとなく知ってはいたものの、どうやってやればいいのか
どんな道具が必要なのかよくわからなかったので
日本のダーニング第一人者であるテキスタイルデザイナーの
野口 光さん監修のダーニングマッシュルーム付ムック本
「愛らしいお直し ダーニングで大好きな服がよみがえる」を購入。
さーーー!やるぞーーー!!と意気込んでみたものの、付属でついてた糸はちょっと私にとってはポップなカラ―すぎたので家にあった手持ちのウール(かな?)の糸で・・・
ん??!太さが・・・あれ・・・なんかイメージと違う!笑笑
糸が太すぎる!!笑
めちゃくちゃやりにくい!!
タテタテ(経糸を通す)→ヨコヨコ(緯糸を通す)と
糸を編んでいくんのですが糸が太すぎてきれいに通せない。。
失敗・・・とは思いたくないですが、ちょっと失敗です笑。
でも、いいんです!ダーニングは「きれいに」が目的ではなく
「愛らしくアップサイクルする」ことが目的ですから(強引)
・・・皆さんは糸選びご注意くださいね。
気を取り直して、続いてはちょっと薄くなってきてた
ブラウンもチクチクチク・・・
こちは細めの糸だったのでやりやすいし、
元々の靴下との馴染みも良し◎
そうそう、これこれ~!となりながら進めていきました。
ついに2足とも完成!!!(拍手)
ひつじいろ(白)の方はちょっと失敗したとしか言いようがない
仕上がりになっちゃいましたが、それでも穴がないだけで
まだまだ履ける靴下になりました。
捨てちゃうにはもったいないし、だからといって
穴のあいた状態のまま履くのは無理。
そんな悩みの救世主となったダーニング。
皆さんもお手持ちの大事な衣類に穴があいちゃったときは
ダーニングしてみるのもよいと思います。
雑にやってもなんだか可愛く仕上がるので楽しいですよ!
またしばらくこれで履けます。嬉しい!
この経験をもとに、今年は糸のみ(補修用)の販売を行おうかとも
考えています。直して長く履いてもらえたら嬉しいですからね。
今年も皆さんの足元を優しく温めてくれる靴下でありたいです。
ではでは、また。
次回こそ、色選びのこと書きたいと思います。