団塊ジュニアはひとりっ娘 14 最後の最後
※13 はこちら https://note.com/churu/n/n89e01a0de017
母の最後の検査のための通院は亡くなる20日前。
その結果を私一人で聞きに行ったのは母が亡くなる10日前。
血液検査の結果やCTを見ても、手術をしてくれた担当医は母の残された時間の話には全くふれなかった・・・。
化学療法をやめたので、癌の一番大きな部分は前回より大きくなり、小さく転々と沢山あったものが再び見え始めた・・・
数値的には悪くないです そんな事を言われました。
病院からの帰り。
多分 結果を私一人で聞きに行くという私の行動を、勘のいい母ならわかっていたでしょう。
でも深くは聞かず。
あれを買ってきて欲しい。これが食べたい。
その時の私は、母がそんなすぐに亡くなるとは全く思ってないのです。
会話は成り立つし、意思疎通はできる。
確かに自力で着替えたりベッドから降りられないけど、着たい服はヘルパーさんに伝えてどこにあるか伝えられる。荷物も必要なものは伝えてどのバッグに入れて出かけたいか?!ちゃんと伝えられてたから。
別の記事でも書きましたが、この時点で母の具合がそんなに悪いと全く思っていなかったんです。
10年ほどお世話になっいて、血液検査して、CTも撮ってもらっている大きな病院。
半年ほどのお付き合いで。。。月に2回 訪問してくれるお医者さん(訪問看護師からの依頼で突発的な状態の時は来てくださる、本当にありがたい存在ではありました)。
急性期な病院だったのは理解してます。
継続的治療は看られない。
だからどこかで看てもらってと。
定期的な通院も来ないで欲しそうな診察。
でも私は知りたかった。
CTを見て、血液検査の結果を継続的に見てきた担当医の意見を。
何も言ってくれなかった。
年を越せるかどうか?という話をしても。
12月だけど。一ヶ月持つかどうかの話も。
結果、母は12月の中頃、訪問看護の方から「15時までに救急車呼んで指定した病院に言えば入院できるから」という電話。
そこからバタバタと。気付いたら母は息を引き取った。
「おうち帰れる?」という母に「うん。帰れるよ。だから看護師さんの言う事聞いててね」と嘘をついた。つきつづけた。
・・・最後のあれこれ・・・つづく