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団塊ジュニアはひとりっ娘7

色々あって長く空いてしまいましたが……6のつづきです。
https://note.com/churu/n/nffc74114e488

ここは父が入院している病院だ。

下の子は幼稚園年中だけど上の子は小6だし。かなり面倒を見てくれる。
上の子は携帯からこまめに電話をくれる。
「じぃじに会いたい」と。
でもベッドに縛り付けられた姿は…溺愛している孫に見られたくないだろう…な…と。
本人に意思確認する。
やはり見られたくない…でも会いたいと。許可を貰ってテレビ電話。

そんなある日。
大人しくなった父の拘束がとかれたそうで。(病院の判断)
でも父は自分の頭を触り…

「脳出血?手に血がつかない!騙されてる!」

と、やっぱり点滴を抜いて…さらに病院を脱出。
午前3時。病院から電話。

私もどうしていいかもう分からない…

主治医の話によると、脳出血の治療は順調に出来たのですが…受け入れてくれる精神病院へ移ってもらわないと、うちでは面倒みきれない!
とサジを投げられる結果に…

そうだ…警察に「認知症を疑った方が」と保護された時言われたんだった…。

あまりにも慌ただしくて忘れかけてた。

地域包括支援センターにも連絡して相談をしつつ「介護申請」の話を聞きつつ。

そんな時 入院していた脳外科から転院の相談というか報告を受ける。
地元でも有名な
「精神疾患患者が呻き喚き鍵のかかった部屋に閉じ込められる病院」
と脅されるけど必要な人には受け入れてくれてありがとうございます! な病院。

父は…精神疾患なの?


そんなことを思いながら転院先の病院で「待ち合わせ」したあの日。

父は
「騙された!退院させてくれるって言ったじゃないか!何でここなんだ!!俺の頭はおかしくないぞ!!!」

送り届けてくれた病院の職員さんは必要書類と荷物を私に渡すと
「お大事に」
と言い、父には
「頑張ってね」
と不安しかない言葉を残して去っていった。

そこで父は

アルツハイマー型認知症

と診断され、私には

若年性アルツハイマー家族交流会

の案内が手渡された。
(この時点で認知症の種類等何も分からず言われるままだった)

とりあえず自宅に帰せないのでしばらく入院することになる。

私はその間に駆けずり回り…地域包括支援センターの方や生活保護の相談窓口の方に相談しまくった…

※生活保護申請を考えてる方は相談実績がとても大切。何回も相談に行って欲しい。どれだけ大変でどれだけ先が見えないかを聞いてもらうだけでいい。そして会話のメモを毎回取り、誰が何を言ったか?いつ言われたか?どんなアドバイスだったのか?等と記帳された通帳を持っていき、請求書等提示して相談するとスムーズ※

救急車で運ばれた先での治療費、転院先の入院費用を支払うお金がないと相談。

高額医療費控除
(その月の1ヶ月で一定金額超えると年間の医療費控除ではなくその月の控除をうけられる。月をまたいでしまった場合は金額によって通常の控除になる事もある)
の話を聞いてあったので、最低限の支払いで何とか…なったけども。ここで問題は……

父の自宅アパートは階段で5階まで自力で上がらなければいけない

ということ。

貯金はまだ少し余裕がある事。

役所で、看病する私の「交通費」や看病することよって必要になった費用(晩御飯作る時間なくて買った時の費用とか)などの詳細、入院に必要な物の購入費用、転院後の「自己負担額」を父の口座から引き落とすと家賃が払えなくなる現実。

同時に年金受給手続きを進め、総額がどのくらいになるか?

その結果、年金だけでの生活は困難と言うことで、生活保護を支給して貰えるまで…
5月末の倒れた日から数ヶ月たち秋の風が吹いていた。

お陰様で安心して最低限の支払いで入院生活を送らせて頂いた…

なぜ入院生活を続けたのか?というと、病院の指示で「現段階で、階段で5階の家に住み続けるのは無理だから引っ越さないと退院させられない」と言われ、役所に出す書類を書いてもらい、生活保護を受けられたので引越し費用を審査を受ければ出して頂ける。
家賃は42000円までは認められる(超えたら生活費けずって支払うと)エレベーターがあるバリアフリーで 独 居 老 人 でも生活ができる。その現実を確保するまで病院で我慢してもらった。

そしてもう1つ。
認知症と言われたので介護の必要があること。介護認定調査を「入院中」に受け「要介護1」を取得。
退院後にお世話になるヘルパー等の事業所決めておく必要もあり、包括センターの方のススメで、私は
「小規模多機能ホーム」
というジャンルの事業所と契約を決めた。
もちろん、介護保険の範囲内で…

この事業所のメリットデメリットは次回で。

つづく


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