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【ボウリング】投球動作の因数分解

このnoteではボウリングを「言語化」していきます。
ボウリング初心者~中級者の方にとって読みやすい内容にしていきます。

小学生からボウリングをはじめボウリング歴21年になりました。
これまでの経験から「ボウリングを客観的に言語化して教えてもらう」ことが少ないように感じていました。なので誰でも落とし込めるようボウリングを言語化していきたいと思います。

今回はボウリングを分解して考えます。これはもう私の備忘録なので読んでいただかなくても大丈夫です...

投球動作について

①スイング
ボールをピンまで届けるのでボールを振る(スイング)する必要がある。正しボールが重くスイングすると身体のバランスは必ず崩れるので、体幹でスイングの軸を作って安定させる必要がある。

②歩行動作(+姿勢保持)
スイングを加速させ、より強い投球動作にする。スイングと正しく連動しないと逆効果になる。普段歩く歩幅以上に大股で歩くとバランスを崩しやすくなるので注意。ボールを持っている側に荷重がかかるので持っていない側のバランスのとり方も重要

③リリース(姿勢)
(右手投げの場合)ボールの荷重に耐えるため、左手・左腕、右足でバランスをとる必要がある。体軸が決してブレず、投球動作後静止できていないといけない。頭と目線がブレているなら失敗。

④リリース(手)
ボールを適切なタイミングで脱力し丁寧に離す。むしろ離れていく形を整えるだけ。無駄な力が入らないように各指のフィット感は事前に必ず確認する。特に親指は少しきつめに設定しておくことでより脱力感を作ることができる。目安はフィンガーor親指だけを入れて軽く力を入れると持ち上げられる程度のキツさが理想。ローダウン等のリリースの手の開始位置を作る動作とボールを離すリリースを混同して考えない事。

個人的なチェックポイントと注意点(4歩助走)

アドレス~歩行動作

アドレスを取るとき(構える時)
ボールは身体の近くで持つ。重たい物体を持っているので、それだけでストレスを精神的にも身体的にも感じるため。
重心は体幹。ボール側やボールの荷重を感じる位置で構えると必ずブレる。

1歩目
遠心力のかかったボールの荷重を極力感じないように、軽く上目にホップさせる感じでボールを振り始める。後は重力に任せる。5歩助走の場合は2歩目に当たる。
1歩目が着地してからスイングが最下点を通過しなければならない。1歩目と2歩目の間や、1歩目の途中で最下点を通過するとスイングパワーが逃げるため。

2歩目
スイングの頂点へ上がっていく段階。多くの方がこのタイミングが大股になりやすい傾向が強い。かなり短く歩くことを意識することで(それでも歩幅は大きめだと思う)身体のブレが抑制されスムーズなスイングになる。2歩目は重要度高め。

3歩目
スイングが頂点に達し、ダウンスイング(ボールが下りる)へ繋がるタイミング。頂点での溜め(滞空時間)前方へのパワーの乗せ方に関わる歩数。2歩目の繋ぎありきで前に運べるので2歩目と3歩目はセットで考える。

補足情報
①パワーステップ
3歩目を意図的に短く歩き(普段の想定の半分程度)、4歩目の踏み込みでパワーが乗るようにする歩き方。トップから前に送るタイミングで短く歩く(所要時間が早まる)ことで反動が強まる。Tommy Deluzが分かりやすい。

②後ろに重心残す
ここ数年PBAで主流の考え方。3歩目を着地したら、そのままその場に残すような形で4歩目を踏み込み、「スイングでボールが前に行く力」と、「後ろ重心による後ろ向きの力」反動を利用してボールを加速させる。無駄な力を入れなくてよい分精度を上げられる。Daria Pajakが分かりやすい。


4歩目
最後の踏み込み、スライドはリリースより早い方がよい。手遅れであるべき。スライドしながらの投球、4歩目の着地と同時にリリースは不安定かつ成功の許容範囲が狭い。踏み込み終わってからのリリースであれば、4歩目着地より遅い限りはバランスを保てる時間の間のタイムロス等のミスは許容範囲内になるため投球に安定感がでる。

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