【ボウリング】ローダウンじゃない!ボールが曲がる本質を考えてみる
このnoteではボウリングを「言語化」していきます。
ボウリング初心者~中級者の方にとって読みやすい内容にしていきます。
小学校からボウリングをはじめボウリング歴19年になりました。
これまでの経験から「ボウリングを客観的に言語化して教えてもらう」ことが少ないように感じていました。なので誰でも落とし込めるようボウリングを言語化していきたいと思います。
ボールを曲げる理由
ストライクの確率を上げるためです。
よく言われているのはポケットに正しい入社角で入れるとストライク確率が95%なのだそう…
ボールはなぜ曲がる?
レーンとの摩擦
ボールはレーンとの摩擦で曲がります。野球のカーブの様にコマのような回転では、曲げたい方向への摩擦がするなくなるため、曲がりにくいのです。どちらかと言うとドライブ回転が近いです。
ボールの回転
回転の方向も重要です。右投げなら基本的にレーンの右側をまっすぐ投げて左に曲げていきます。なので、真っ直ぐ投げつつ斜め左方向に回転をかけるという技術が必要です。
ボールに回転をかける投球法
やわらかいリリース
力ずくで高速回転をかけられるなら、それでもいいでしょう。しかし、8kg近いボールを全力で転がすのは非効率な上、再現性の担保が難しいです。
代替案として柔らかく手、指をしならせ、巻きつけるようにボールをリリースすると無理な力なく高速回転を与えることができます。コマに紐を巻いて回転させるのと同じ理屈です。
いわゆるローダウンはいらない
ローダウンは結論いりません。ローダウンがしたいなら別ですが。あからさまにしっかりローダウンをしているPBAのプロもトミージョーンズくらいです。
ローダウンのメリットは、通常より長くしっかり手がボールに巻き付き回転を増やすことができる点です。ですが、そこまでの高速回転に釣り合う球威で投げれてる人は少ないですし、ローダウン無しでも充分な回転をかけられるので不要です。
通常の投球と比べて、追加の動作が加わる為再現性を担保する難易度があがります。
良い回転とは?
良い回転だと球威が上がる
野球マンガでもよくある、「早いだけのストレート」か、「バットが折れるくらい押し込まれて伸びるストレート」みたいな話です。パワーロスを避けてしっかり威力をピンまで届けてくれます。
ピンが混ざる
ピンが混ざるのがいい回転の1番のメリットです。
ボールがピンに当たり跳ねていきます。ボール1個分の幅よりピンの並んでいる幅が広い為、弾いたピンに他のピンを倒してもらわないといけません。しなやかなリリースでいい回転がかけられると、いわゆるいいピンアクションが発生してストライク率が格段に上がります。
日本のレジェンド、矢島純一プロは特に凄く、10本のピンが全て左に飛ぶようにピンが混ざります。アメリカのクリスバーンズも素晴らしく、彼のピンアクションは全部のピンが中央に向かって倒れるような混ざり方をします。ちなみに私はとても調子がいいとピンが全部右に倒れるように混ざります。
番外編1・回転軸について
自分に合った回転軸を見つけて理解することはとても重要です。YouTubeに色々上がっているので参考にして調べてみてください。↓オススメ
番外編2・悪い回転は何が起きる?
ピンが混ざらない=1ピン残りが圧倒的に増える
ボールが曲がらない
ストライクの幅(ミスの許容範囲)が狭くなる
具体的な練習法
軽い球でサムレス練習法
手のひらや指がしっかりボールに巻き付く感覚を醸成するのに効果的です。フィンガーの入る一番軽いハウスボールを使って転がしてみて下さい。
ビニールテープを宙に投げる練習法
ビニールテープを回転をかけながら上に投げるトレーニングをすると、回転のかけ方と軸を安定させることの練習になります。自宅でも簡単に行えます。ペットボトルでも軸を意識させながら回転をかけるとよい練習になります。
適度な脱力感を得る練習法
腕や指に過度な力が入っていると、それが抵抗となり力強い投球をすることが難しくなります。練習に行った際に普段の投球では考えられない程脱力して投球してみてください。最初の数か月は投げている感覚がなく気持ち悪く感じる場合が多いですが、馴染んでくると高回転が自然と身に付きます。
力を抜くという行動自体を意識してしまうと、力がどうしても入ってしまうので、身体のほかの部分に意識を向ける事が必要になります。例えば、体幹、バランスアーム、歩行動作などに意識を集中し、ボールを持っている手を無視してみましょう。
まとめ
本当にたくさんの方が、「ローダウンで高回転出せていいね」とおっしゃっているのですが、本質はそこではないという事は伝えさせていただきます。しっかりスイングし、手を巻き付けしっかりボールを転がせば結果はついてきます。肘曲げる、ローダウンするは必要ありません。
たくさん要素が詰まった記事になってしまったので、随時アップデートしながら読みやすい記事にしていこうと思います。
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