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つい先日、清水依与吏に命を救われた話


こんばんは、今日も1日おつかれさまです。
こまちちゃんです。


みなさんは、清水依与吏をご存知だろうか。
あのback numberのボーカルの、清水依与吏。
繊細な主人公がback numberの曲には多いが、
清水依与吏も負けず劣らずの繊細な人だ。


わたしは、back numberの大ファンで、
かかさずファンクラブツアーにも参加して
back numberを心の底から愛している。
言い過ぎのようだけど、これはまじだ。

死んじゃおうと思ってた


話せば長くなるので、話の80%を省略して
しまうのだが、2021年6月22日まで、
わたしは死んじゃおうと思ってました。
省略しすぎて、いきなりのド級パワーワードに
目ん玉ひん剥いたそこのあなた。正常です。


恋人に振られたとか、仕事がうまくいかないとか
そういう大それた絶望イベントがあった
わけではなく、ただうまくいかない日常を
ひどくつまらないと感じていたからです。


これまで楽しみだったイベント毎の全てを
キャンセルして、家に引きこもりました。
ちょうど、適応障害との診断をもらって、
仕事もお休みになりました。


まじで自由じゃねえか、とおもいました。
もう明日からわたしが出勤してこないと
いう段取りで仕事が組まれているわけだから、
わたしはついに社会から消えたんだ、
わたしはもういらなくなったんだ。
あ〜、めちゃくちゃ自由じゃねえか、
死んじゃお


みたいな感じ。クレイジーですね、最高です。

ただ、わたしのスケジュール帳から、
意地でも消えなかった予定が、

2021年6月22日
back number 
one room party vol.6

これだけは、死んじゃおうマインドでも、
唯一楽しみだった、不思議と。

最後に大好きなロックバンドのライブを見て
死んじゃおう、めちゃくちゃロックじゃねえか

くらいな感じで、運命のこの日を迎えるのです。
もちろんロックを履き違えています。
良い子は真似しないように。

清水依与吏が放った言葉


言わずもがな、1曲目から泣いた、
あ〜最高だ〜、我が人生に悔いなし、
みたいなそんな感じだった。

このライブを最後に死ねるなんて、
めちゃくちゃロックな人生だな、と思った。
何度も言うが、ロックを履き違えている。


そんなことを思いながらライブを楽しみ、
いよいよ終盤に差し掛かったとき、
清水依与吏がマイクに向かってこういった。


「いなくならないでほしいんだよね」


へ?これわたしのこと?
清水依与吏、このあと私が死んじゃうことを
知ってんの?

ずっとback numberを好きでいて欲しいとか
ファンクラブを辞めないでほしいとか、
そんな程度のことを俺は言ってるんじゃない。
言葉の通り、いなくならないでほしいんだよね。


なんかよくわかんないけど、ものすごく沁みて、
めちゃくちゃ泣いた、周りのファンのひとも
みんな泣いてた。
もちろん、みんな死にたかったわけじゃないと
思うけど、そういう言葉に涙を流すんだから、
きっとみんなこころの片隅に死にたいマインドを
抱えて生きてる。、のかもしれない。


このMCの後に演奏されたのが、水平線。

誰の心に残ることも
目に焼き付くこともない今日も
雑音と足音の奥で
わたしはここだと叫んでいる
耐える理由を探しながら
いくつも答えを抱えながら 悩んで
あなたは自分を知るでしょう


エモすぎる。ここできれいな日本語でこの時の
良さを伝えられたらいいのだろうが、わたしには
それが到底できない。エモすぎた。
もう、水平線の主人公、わたしやん、とさえ
思った。とんだかいかぶりだ。

だからなんだってんだ


まあ、だからなんだってたんだ、って話
なんだけどさ


死にたいって思っちゃうことってめっちゃ
あるし、それぞれ事情があることだろうし、
死ぬメリットが生きるメリットを上回ることも
そりゃ人によってはあると思うんだよね。

だから、今死んじゃおうマインドの人に向けて
なにかめちゃくちゃ心に染みることを言う
つもりもないです。

まあ、今日のところは、カツ丼とか海鮮丼とか
いいもん食べて、寝ちゃいなよ。


清水依与吏は、もちろん、あの日のライブで、
わたしの命を救ったことなんてつゆ知らず、
今日もどこかで音楽をやっているんだろうな。


死んじゃおうマインドだったから、
グッズを購入しなかったことを、
非常に悔やんでいる。
帰りも3駅分歩いて帰るくらいには
胸がいっぱいだったから、しょうがない。


何度も夜空を仰いで、わたし生きてる、
と思いながら歩いたあの3駅分を、
わたしは一生忘れないとおもう。


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