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【アプリ開発日記2週目】デモ公開、いよいよβ版リリースへ

こんばんは! ちゅーりんです。

開発から18日目(9/25)、ついに医局でデモを公開しました。

実際の反応についてのご報告と、今後について書いていきます。


医師(ユーザー)の反応はどうだった?

結論、行けるかも?と思いつつも、まだ不安要素もあるというのが正直なところです。

まだ実際には使われていないので、本当にこれで解決するか分からない。何より機能をとにかく最低限揃えただけなので、自分でも使いにくかったりします。これでは本末転倒です。

そう書きながら思い出したのが、次の話でした。

以前、Appleのデザインチームが「これならジョブズも驚くだろう」とシンプル且つ多機能なDVD書き込みアプリ「iDVD」をプレゼンした。しかし、ジョブズはいまいち反応しない。

すると、スティーブ・ジョブスはホワイトボードに四角を一つ書き、こう言った。「ここに写真などをドラッグする。あとは作成ボタンを押す。以上。そういうものを作るんだよ」。

複雑なものをシンプルにするのではなく、何が必要かから始めるのである。

エフォートレス思考より抜粋

そう、今回必要なのは「今日~今週の間に何をすればいいか分かる」これのみです。

本当に知りたかったのは、カレンダーよりこの情報だった

例えばレケンビ(薬の名前)は10ヶ月前に病院検査のためご家族、通院先の近医に連絡をいれる必要がありますが、これがExcelやSlackでは出来なかった(APIを使えば出来ますが、これらを統合して使おうとすると、結局複雑になりみんな分からなくなってしまった)。そのため、このアプリが生まれた経緯がありました。

なのに今日に至るまで、いつの間にか「カレンダーを見やすくしよう」「どのUIからでも詳細が表示、また編集できるようにしよう」ということに時間の大半を費やすことに。

もちろん、いずれは使うのかもしれませんし、(マニュアルを読めば)機能としては十分なものは出来ましたが、その分煩雑になったのです。

だからこそ、冒頭の本末転倒な事になってしまった。

これが今回最大の反省点となりました。これではいくら「使いにくいからこうして」というフィードバックをもらったところで、根本の解決は出来ません。

逆に言えば、今後の方向性が固まったのは大きな収穫。

来週は、この点を改善したきれいなアプリ画面を公開出来るよう進めていきます。

とは言えポジティブな反応も

以上反省点を書き連ねて来ましたが、全体的には「いい感じじゃん」という(お世辞も含めて)ポジティブな反応もいただけました。

チャット画面

これなど優先度の低い最たる例なのですが、リアルタイムのチャットを実装。

元々「Slackだと課金しないと履歴見れなくなるから、このアプリに搭載したいよね」という話が出ていたので作成していました。

幸い全体的にデモの動きは良好で、イメージの把握はしてもらえた手応えがあります。

なのでそういった声はお世辞も含めて元気としてもらいつつ、明日にはデプロイ、URLを共有してプレビュー版を使ってもらう予定です。

総括 + β版リリースへ

「これが欲しい」という要望と、一番求められているコアな機能のバランスを取るところで躓いてしまった今回。

ですが、実際はコアな機能を作って行けば最終的には必ず「そうそう、これが欲しかったんだよ」といってもらえるはずです。例えそれが最初に要望された機能やデザインでなくても。

患者さんごとの詳細ページ

だからこそ、一度β版リリースで実際に使ってもらい、気になる点についてフィードバックを受けながらも、「今日~今週何をすればいいか分かる」を満たせるアプリに仕上げて行きます。

ちなみに、途中まとまった時間が取れないタイミングがあったので、以前頼まれていた当直表自動生成ツールも着手。

今回の話とは全く関係ないですが、こちらも使ってもらう機会があるかもしれないので、その時はまた報告するかもしれないし、しないかもしれません。

反省点も多かったですが、形として実際に使って貰う人に見せることが出来たのは大きな一歩ですね。

「これがあって楽になった!」といってもらえるよう、また自分も楽できるよう、開発を進めていきます。

今週もお疲れ様でした!

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