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【8】アプリ開発:AWSで無料登録していたつもりが12万円請求された話(自分のせい)

 タイトル通りシャレにならないことが起きたので、ここに書いておきます。自分がもっと注意・勉強していれば回避できたことです。

1日4000円払っていることになる

0、アラームは絶対つけるべき

 まず何よりAWSを使う人全員にしてほしいのが、請求アラートをオンにすること。「自分は無料枠しか使ってないから…」と考えて料金気にしていないと、本当に今回みたいなことになります。

「受信する」には設定していたが、アドレスを設定しておらず受信できていなかった
予算も設定

原因1:無料枠の時間オーバー

 今回、高額請求に至った原因は2つです。

 1つ目は、無料枠の時間を超えたこと。サーバーを立てるEC2は月750時間までと、24h×31日=744時間/月をしっかりとカバーしてくれています。サーバーひとつの場合は。

 私の場合、アプリを3つ作成していたので、744×3=2232時間と、750時間をオーバーしていたのです。これが本当に落とし穴。無料枠のみで作ったアプリでも、2つ以上動かすと一気に高額な料金が発生します。

 たとえアプリを複数作りたい場合でも、AWSアカウントを複数に分け、且つ厳重に請求分析「Billing」(AWS内サービス)を確認することをお勧めします。

 確認方法は、AWS→サービス→Billingで検索→左にある「Free Tier」。すると下図の画面になりますが、赤い部分はぎりぎりか料金が発生しています。

原因2:オプションが有料枠になっていた

 2つ目は、データベースをPostgreSQLにすると一見無料枠がないということ。私の場合、無料枠でMySQLを使うチュートリアルを見ていました。そのいいところにだけ目がいって、PostgreSQLも無料で使えるんだとばかり思いこんでいました。が、今よく見ると…

MySQLには「無料利用枠」がある
無料利用枠が…ない

 特に今回AWSへのデプロイも数回目で用途が本番指向だったこともあり、「本番稼働用でもいっか」なんて考えていたのです。その過ちが重なり、本ページの最初に載せたように、RDSの請求額が群を抜いて恐ろしいことになりました。
 本番稼働用時のストレージ選択と料金について分かりやすいページがあったので、ぜひ一読してみてください。まさに今回のケースです。

 ただし、PostgreSQLを無料で試せないというわけではありません。現在、私もこれを実施し、無事無料で運用できています。

ksakae1216.com/entry/2018/09/27/160000

まとめ

 今回、請求額見て久しぶりにかなり打ちのめされました。しばらく「どうしようどうしよう」ってなって、まともに笑えないくらいには。
 月12万円なんてまさかと思ったし、今こうしているときも刻々と課金され続けていて。初学者がAWS使うのは構わないけど、それ相応のことは知っておかないと、これからハッキングなり更なる高額請求が来るのもむしろ当然のことなのです。。。

 これは私個人の話ですが、最近有償依頼を受けられるようになりました。それも、向こうからの声掛けで、実力を見てもらえて。本当にありがたいことですし、嬉しいし、価値ある貢献の証でもあり、それをきっかけにどんどん稼いでいこうと考えるようになりました。それだけ相手に喜んでもらえていることを実感できるから。
 でも、ここでの稼ぐとは、時間とお金を交換することではなく、無論お金が発生しない今までのような遊びでもありません。
 イラストや動画編集でほぼ同時期にその段階に至ったのも偶然ではなく、もしかしたらスキルレベル以上に人間としての大きさがその段階の高さに影響しているのかもしれません。

 だからこそ、今回のように高額請求のようなリスクも背負っていることを決して忘れてはいけない。自分はもう、そのステージにまで来ているんだ。そう自戒を込めて、本noteを書きました。

 少しでもお役に立てば幸いです。ではでは。

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