水族館飼育員という仕事
こんばんは、某超有名水族館で飼育員をしている、ぶっくんです。
みなさんはどんな将来の夢を持っていましたか?
人生大学を卒業する人は22歳から定年の60歳まで、仕事をする時間のほうが長いわけですからやるからには自分が楽しい、好きなことができる仕事がいいですよね。
そんな私は生き物が好きで水族館飼育員を志しました。
今日はそんな水族館飼育員のいろいろについて語りたいと思います。
宣伝ですが特に水族館就職を考えている人、水族館業界に入りたい人のために私自身の経験をかいたNoteも過去にあります。有料記事ですがぜひご購入ください。
飼育員のいいところ
そりゃなんと言っても楽しい!面白い!
世界には多種多様な生き物がいて中には世界的に保護されている生き物もいます。しかしそんな生き物を飼育する経験ができるのも飼育員という仕事の魅力です。もちろん命を預かる仕事ですので適当な気持ちで飼育することはNGですし、自分より生き物を優先できる人でないといけません。私も自分の部屋は片さないし食事も取らない時もあるのに、ペットの餌やりや掃除は欠かしません。生き物ファーストになれるくらい生き物が好きな人には適性がある可能性はあります。
野外では見ることのできない希少な生き物を飼育し、それらの繁殖や行動的な生態など、飼育だからこそわかるところの証人になれるのもとても面白いですね。
そしてそうして得た知見や経験を展示やお客さんとの会話の中で話して「へ〜壮年ですね!」と喜んでもらえた時は最もやりがいと言っても過言ではありません。あくまでも飼育員における飼育は手段であり、目的は保全やお客さんに生き物について学び、知ってもらうことなのです。その手助けをするに過ぎないのが飼育員です。飼育して自分が楽しければよくて、終わり、ではないのです。
飼育員の悪いところ
まあ、給料が安いですね。これはどこもそうですが、いわゆるやりがい搾取に他ならないと思います。私はかなりでかい水族館でこれでも正社員として採用されていますが、それでも他の同世代の職業の人より低いです。しかし、契約職員の人たちはそれよりももっと少ないのです。家賃や生活費を出したら残らないのでは…と思うレベルです。やはり需要に対して供給が少ないからこのような状況が生じるのでしょうか…運営やそういった人事的なことはわかりませんがなんか足元見ている感じがしますよね。飼育員の給料はぜひみなさんでいろいろ調べて見てみてください。園館の規模によってもだいぶ違います。まあ楽しいから許せると思うしかないですが、一飼育員の目線では採用側がそう思って働いてもらうしかない、とか雇ってやってる、という発想に見えなくもないですね。
働かせてくださりどうもありがとうございます(怒)笑
飼育員の仕事
飼育員の仕事というと、ゲストとして見ると生き物を触る、餌をあげると、楽しそうな部分ばかり見えるのではないでしょうか?
それが多くの人が憧れる理由だと思いますが、実際8時間勤務していてもこう言った場面は少なくとも私の会社では通常業務だと1時間半くらいでしょうか。
もちろんどんな生き物か、生き物の数や雇用形態(正社員か契約社員か)にもよるので一概に言えませんが、私は実際そんな感じです。そのほかは水槽掃除や展示の作成、接客が主な業務ですね。なので生き物との触れ合いにしか関心がない人には向かない職業だと思います。趣味で留めたほうがいいと正直思います。
他の仕事について飼育員より稼いでそのお金で好きなペットを飼育するのが良いと思います。水族館の飼育員という仕事には博物館的役割がありますので、そこに関心がある人が向いていると私は思います。ここでは詳しく書きませんが、詳しくは私の有料記事に書いてありますのでぜひご購読ください。
まとめ
以上、飼育員という仕事について書いてみました。今更過ぎますが。w
でも実際に働いている私としてはやはり毎日がとても楽しいですし、スーツを着て満員電車に乗ってやりたくない仕事をするよりかよっぽど合っていて最高の仕事だと思っています。水族館の飼育員を目指したい人は多くの飼育員に話を聞いたりして、それでも興味があれば目指すことをお勧めします。きっと楽しい毎日が待っていることでしょう。
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