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令和の桃太郎伝説①《それは忌まわしい過去への痛切な反省から始まった🙂‍↕️》

 一説によると、江戸時代の享保8年(1723年)に出版された「もゝ太郎」により広く世の中の人々に知られることとなったと言われる桃太郎伝説。
 立派な若者へと成長したある日、自分を拾い、育ててくれたお爺さんとお婆さんに「鬼ヶ島の鬼掃討」の決意を宣言すると、犬、猿、雉の「チーム桃太郎」を率いて自らに課したミッションを見事に完遂し、一躍、時の人となった初代・桃太郎から301年。
 その子孫の素顔に、孤高のフィクションライター、美らちゃんじーじが迫る😤‼️ 

 初代・桃太郎から数えて14代目。
 なぜか、2代目から13代目までの子孫たちは、メディアで取り上げられることもなく、国内某所でひっそりと暮らしてきた。
 そして300年の歳月を経て、私の前に現れた桃太郎は、あまたの絵本に描かれたヒーロー、初代・桃太郎と変わらない、やさしくも正義感溢れる好人物であった。
 現在、「ピーチ君Ⅱ(2世)」と名乗る第14代の「令和の桃太郎」が最初に語ったのは、意外にも、英雄として我々日本人のDNAに刷り込まれている初代・桃太郎を真っ向から否定する、あまりに衝撃的な言葉だった。
 曰く。「誤って美化された桃太郎の過去を顧み、深い反省の上に立って、再び鬼ヶ島の惨禍が繰り返されないことを切に願い、鬼ヶ島やお爺さんお婆さんの村をはじめ、日本の平和と一層の発展を祈っております。😔」
 
 ピーチ君Ⅱは、初代・桃太郎の行動の何を問題視し、その痛切な反省の上に立ち、21世紀の今、令和の桃太郎伝説をこれからどのように紡いで行こうとしているのか、読者の皆様には、じっくりとお付き合いいただきたい。🙇
 


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