令和の桃太郎②《何故、いま改めて桃太郎か?🤔》
初代・桃太郎の活躍から300年、2代目から13代目まで世間を避けるようにひっそりと暮らしてきた桃太郎一族だが、令和の時代の今、何故、14代桃太郎が「ピーチ君Ⅱ(ピーチくん2世)」としてメディアの前に登場したのか?
そのきっかけは、日本版FTC(昔話等監視委員会)の創設だ。
FTC の役割は、日本国内に(一部は世界中に)言い伝えられている昔話の内容を調査、研究し、現在の法律をはじめとする社会規範やコンプライアンス、常識に照らして、これに反している場合にはそれを修正させるとともに、その昔話によって不利益を被った被害者が存在する場合に、これを救済することにある。
桃太郎一族は代々、初代・桃太郎に関する伝説にあまりに問題が多いことを認識していたというが、FTC創設が報道され、極めて近い将来、その調査対象となることは必至(あるいは、FTCでは既に俎上に載せられ、内部調査、分析が進められている可能性が高い)と判断し、その先手を打って、英雄である自らの祖先の出自、行為及びその影響までを広く改めて見直し、初代桃太郎によってもたらされ桃太郎家に相続されてきた莫大な全私財をなげうって、桃太郎の伝説を現代にマッチしたものに修正するとともに、初代・桃太郎の行為による被害者救済に当たるべく、奔走しているというのだ。