外国の街でよく見られる「の」
今は世界各地が非常事態なのですが、
ずっと同じことを書くのはちょっとつまらない
かもしれないかな?と思ったので
今回は我が国の
他のことを紹介していきたいです。
台湾はとても親日的な国ですが、
「台湾」、「看板」、や「日本語」などで検索すると、
多くの台湾旅行についてのブログや観光情報には
きっと「変な日本語がいっぱいある」って
ことが書かれているでしょう(笑)。
その中で、一番よく使われているのは
ひらがなの「の」です。
今回は日本語を勉強している台湾人の考えから
我が国の「の」について紹介していきたいです(笑)
子供でもわかる「の」
「の」の字は子どもでもわかるとは言え、
子供の頃、日本語が全然わからなかった私は
街中にある「の」を見た時
「どうして『的』の略字は
『の』っていう変な形なのか?」
と思いました。
つまり、その時の私は
「の」は日本語のひらがなだということを
全く知りませんでした。
それに、私のパソコン(Mac)の中国語入力法にも
「的」を変換する時
変換候補に「の」もあるんです。
(Windowsのシステムにはこんなことはないと思います)。
ちなみに日本語と中国語の
「的」の使い方はちょっと違います。
英語の「This is my book」の
中国語は「這是我的書/这是我的书」で
(今の中国語には二種類の漢字があります)
日本語の場合は「これは私の本です」なので
この場合の「の」の使い方は確かに
中国語の「的」と同じです。
それだけではなく、ノートを取る時
「的」の画数がちょっと多くて面倒くさいな〜と思った時
日本語が全然わからない台湾人でも
「の」を使う時もあります。
この写真は姉のノートです。(お姉さんありがとう!)
姉は日本語が全然わからない台湾人です。
そして看板でも商品でも使います。
以下は私が実際に街で撮った写真です。
まずはこの看板です。
この看板を見たとき一人で大爆笑しちゃったんです。
これはちょっと変な日本語で書いてある看板です。
そして「蛋包飯」の日本語は「オムライス」で、
「トンカツ」じゃないんです。
これは子供服専門店の看板なんです。
これは理髪店の看板(?)らしいですね。
これは歯磨きです。
右側のは日本から輸入した歯磨きなので
全て自然で正しい日本語で書いてあります。
「の」が使われるのはなぜかというと、これも日本統治時代から
残されている痕跡かな?と思います。
戦後に生まれて、中国語を勉強する台湾人達は
もう学校で日本語を勉強しないんですが、
もっと年上の人々は日本語を勉強したことがあるので、
日本語会話はできなくても
ひらがなとカタカナを
勉強したことはあるんです。
ベビーブーム世代に生まれた台湾人達は
日本語を勉強したことがある家族や、
先生や日本統治時代に
残された日本語の本の影響で
台湾特有の「の」の文化が誕生したんです。
日本人の読者さんはどう思いますか?
面白い?あるいは不思議ですか?
来週は日本人の友達とシェアした
日本の防疫宣伝ポスターや防疫政策と
我が国の防疫事情について
また分かち合おうと思います
最後まで読んでいただきありがとうございます!