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100年分の感謝を伝える~パートナー企業編~

100年分の感謝

2023年7月に私たち中央軒煎餅は創業100周年を迎えました。私の曾祖父、竹馬与一が豊岡から上京し、日本の中央・東京で中央軒煎餅という暖簾を掲げ、煎餅屋をスタートさせてから100年が経ちました。

企業の寿命が30年(最近ではもっと短いとも)と言われる中で、100年にわたり暖簾を守ることができたことは、奇跡のように思います。この奇跡は、お客様、得意先、パートナー企業、従業員の全ての人の、その時その時の大きな、大きな支えがあって初めて生まれたものです。これまでと今を支えてくださる全ての方に心より感謝申し上げます。

私たち中央軒煎餅の100年のものづくりの歴史の中で、50年以上にわたり、私たちの煎餅づくりを支えてくださる緑煎会(りょくせんかい)という会があります。原材料や包装資材などを供給していただいている十数社のパートナー企業から成る会です。

過去3年間はコロナ禍により毎年恒例の懇親会を中止していましたが、再開の本年度が100周年の年に当たるため、私たち中央軒煎餅がこれまでの感謝を伝える会として、先月6月16日に100周年記念パーティーを開催しました。

上の画像は、そのパーティーの中で、井上陽水奥田民生の「ありがとう」の替え歌を私と弟山田 学(取締役生産部長)が歌った時のものです。どうすれば最大限の感謝の想いを私たちらしく伝え、満面の笑顔で楽しんでいただけるのか?知恵を絞った結果の一つがこの替え歌のサプライズでした。

陽水&民生の「ありがとう♪」

○○(会社名)さん、いつもありが~とう♪
○○(会社名)さん、本当にありが~とう♪
○○(会社名)さん、毎度ありが~とう♪

というように、一社一社、企業名を歌詞に含めて歌い、「ありがとう」を贈りました。その際、その名前を呼ばれた(歌われた)人と同じテーブルに座る当社の社員が、その人の方に両手を向けて、キラキラッと両手を振って、「ここにいますよ!」と歓迎と感謝の気持ちを表現し、当日参加した、私たち中央軒煎餅の社員全員で想いを伝えました。その場は非常に盛り上がり、会員企業の皆さまにとても喜んでいただけました。

奥田民生(左)と井上陽水(右)による歌のプレゼント
当社の社員全員で感謝の想いを表現

この日はとにかく最初から最後まで、徹底的に感謝を伝え、思いっきり楽しんでいただきたい、という強い想いを参加した当社社員みんなで共有し、準備をしてきました。

180度広がる 、21階からの絶景がゲストを迎える。想いが通じ、奇跡的に晴天に。
ネームカードの内側には、一人ひとりに感謝のメッセージを。
どうしてそこまで知ってるの?というレベルでの企業紹介でにっこり笑顔に。
結びの挨拶でも感謝を伝え、これからも共に挑戦する意志を共有。

替え歌のサプライズ以外にも、皆さんに楽しんでいただきたいと、2つの企画を考えました。

あられとおかきのフルコース!?

一つは、このnoteでもこれまでお伝えしてきた、新しい商品を体験していただこうという企画です。会場のホテルにお願いして、コース料理の中で、当社商品3品を使ったお料理を提供していただきました。

最初のアミューズには、煎餅屋がつくるライスコロッケ「モチボール」のピンチョス。こんなにオシャレに登場した我が子を見て感動!上に乗ってるトマトと一緒に食べるとより一層ジューシーで美味しかった!

お料理が出てくると会場はザワザワし始め、その後驚きの声があちこちで起きていました。皆さんから「美味しい」「いつ発売するの?」という声をたくさんいただくことができました。


ライスコロッケとトマトのピンチョス

前菜のサーモンのマリネには、スープに入れて食べるあられ「アラレジャンピン!」をトッピング。かわいい表情をしたあられが見た目のアクセントに。玄米あられのサクサク食感と、生地に含んだパルミジャーノレジャーノが味のアクセントにもなって、これもなかなかイケます。


マリネにはパルミジャーノレジャーノのあられをトッピング

デザートのマンゴーのパルフェにはRICE PALETTEをそえて。これは見た目にもかなり映えてるし、味も間違いのない一品でした。RICE PALETTEは普段から、きりのさか・グランスタ東京店にて販売している商品ですが、ご参加企業の皆さまには改めて商品を噛みしめていただき、「これは見た目のインパクト以上に、味が素晴らしいですね!」と仰っていただきました。


パルフェにはRICE PALETTEをトッピング

ぶっちゃけトーク連発のパネルディスカッション

もう一つの企画はパネルディスカッション。緑煎会会員企業の方々にご参加いただき、当社との協業の歴史を振り返りました。

弊社会長がパネルディスカッションを進行

「品質に対するこだわりは素晴らしいけど、専門的観点からはトレードオフの関係にある相反する要求だった」

「全ラインを端から端まで印刷立ち合いされて、正直困っちゃいました」

など、今だから言えるぶっちゃけトークが次から次へと出てきて、大盛り上がり。しまいには、テーブル席からの飛び入り参加で当時の苦労を語る方も(笑)。その場を大いに盛り上げていただきしたが、最後は感謝の言葉も仰っていただきました。

これまでものづくりを支えてくださり、時には学ばせて頂いたことに対して、この場を借りて当社からも改めて感謝を伝えました。お互いの絆を再確認し、大変心温まるひとときでした。

テーブル席からもぶっちゃけトークに乱入!

最後に

この100周年記念パーティーにご参加いただいた会員企業の方から、

「中央軒煎餅の社員一人ひとりから感謝を伝えたいという強い想いを感じた!とても楽しかった!」

という感想を後日いただきました。

手作り感たっぷりの会でしたが、私たち中央軒煎餅のブランド・コンセプトである、「人の温もりを感じる結びつき」を今回のパーティーにおいても表現できたのではないかなと思います。

当日参加してくれた当社の社員全員が想いを一つにして、全力でその想いを伝えることができたことをとても嬉しく、また有難く思います。引き続き日々の業務の中でも、想いを届け、信頼関係をより強固にしていき、次の100年もパートナー企業と一緒に、笑顔を膨らませていけたらと願っています。

代表取締役
山田 宗