知ってる?!仲間とつくる法人組織「企業組合」
こんにちは、山口県中央会です。
このnoteでは、山口県内のビジネス連携の魅力を分かりやすく発信しています。
今回は、個人同士が法人組織を作る際に活用できる「企業組合」をご紹介しますね!
皆さん、「企業組合」って聞いたことありますか?ほとんどの方が初めて聞かれるのではないでしょうか?
企業組合というと、「企業同士の組合?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
「個人が集まってひとつの企業のように活動できる組合」なんです。
会社法とは異なる法律(中小企業等協同組合法)に基づく法人で、「会社に雇われるのではなく個人同士が自らの職場を創り出すこと」を目的とした組織なんです。
企業組合の3つの特徴
企業組合の特徴を簡単に言うと次の3つになります。
それぞれについて説明しますね。
個人4人以上で出資し自分たちで働き方を決められる
設立するには、個人が4人以上集まって出資する必要があります。学生、主婦、会社員などどんな立場の人でも参加する(組合員となる)ことができます。
家族同士でも組合を作ることはできますが、全員が同一世帯の場合はNGなど制約もあります。
法人も組合員となれますがあくまでもサポーターとしての意味合いが強く、基本は「個人」が集まって作る組織となります。
仲間とともに出資し、その組合で自分たちが働きたいように働き、運営も自分たちで行っていくスタイルで、出資・労働・運営が一体の組織となります。
自分たちが働く場所を自ら作るというイメージでしょうか。
ちなみに、NPO法人と違って制約がなく、利益を追求できる組織です。専門知識や技能を活かした事業、地域に溶け込んだコミュニティビジネスなど定款に掲げれば事業に制約がありません。
県知事認可法人で信用力が高い
企業組合は、設立の際に県知事が「認可」する必要のある認可法人です。そのため、設立直後から高い信用力があると言われています。
また、大きな特徴として、認可法人であるため登録免許税が非課税に優遇されており0円で設立できるんです。
これは、小さく活動をスタートしたい方々にとっては、とてもありがたいですよね。
また、2年に1度の役員改選期には代表者変更登記の必要がありますが、この登記代も非課税ですので法人の維持コストは株式会社等に比べて安価になります。
平等な組織運営(1人1票で公平)
企業組合の議決権は1人1票で平等です。出資額の多い人や年長者の声が大きくなることもなく、公平・民主的に組織を運営することができます。
働き方についても、皆で話し合って決めることができ、会社で言う社長と社員などの縦の関係ではありません。
3つの特徴まとめ
企業組合数は全国でも僅か!=希少価値?!
ここまで読んで、企業組合についてなんとなく分かったけれど、今まで聞いたことないなぁと思われましたでしょうか?
企業組合は、全国に1,651組合存在しています。(令和4年3月末、全国中小企業団体中央会調べ)
法人は全国に207万企業(会社以外の法人含む、財務省統計局、令和3年調査)ありますので、なんと僅か0.001%!!
希少価値が高いですよね!!
企業組合で設立すれば、設立直後から目立つこと間違いなし!
多くのライバルがいる中で、名前で目立つこともひとつの強みですよね。
終わりに
ここまでお読みいただきありがとうございます。
少しは企業組合に興味を持っていただけましたでしょうか?
続きの記事もご覧ください。
詳しい内容は、ホームページに記載していますのでぜひこちらをご覧ください。
まだまだ、企業組合ならではのメリットを紹介したいと思っています。
詳しくは次の記事をお楽しみに!