自分の殻を破って大胆に
文学部2年M
堀江さんは強くてかっこいい女性である。自分の思っていることを素直に伝えることができ、周りをよく見、大きな影響を与える力がある。インタビュー記事を少し読み、2時間しか話を聞いていなくてもそう確信することができた。
堀江さんの講義で私が一番影響を受けたのは、シリコンバレーで実際に起業する上での女性の立場についてである。人口の半分を占める女性を活用していない社会があるという現状だ。堀江さんは講義の中で私たちは物事を狭い視野でしか見ていない、と言ったが私自身はそのように感じていないつもりだった。女の子だからこうするべきだ、男の子だからこうするべきだ、ということを書き出してみた後に堀江さんが、本来性別にとらわれる必要のないもの、そして「べき」という考えが必要ないものに斜線を引くよう言った。自分が書き出したものすべてに線を引いていたことに気が付き、私は、思い込みによって諦めていた経験がたくさんあるということを知った。
辛いことがあるときに自分が悩んでいることで周りが迷惑に思うのではないか、悩んでいることを相手に知られることが怖い、と思って私は我慢していた。堀江さんは「人に合わせて、与えるばかりでは自分がだめになる」、「自分が変わると正しい人が寄ってくる」ということを教えて下さった。私は悩んでいるときにおいて自分のことではなく、相手に与える影響を考えて相談することができなかったのである。自分は強いと思い込んでいて誰かに弱みを見せることができなかったことに後悔した。現在悩んでいることがあったため、自分の殻を破って堀江さんの言うBe Bold =もっと大胆になろうと思った。結果として、二日後に友達に悩みを打ち明けることができ、心の中の何かがなくなってすっきりした気分になったのだ。堀江さんの講義を聞き勇気づけられたことでBe Bold になることができた。今回少しだけ変わることができた自分はほかの人にも素直になれるようになりたいと思った。
短い時間の講義だったが私にとっては自分の欠点を変える経験につなげることができたように感じている。