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「何か決断をする際の判断軸は、学びが多いかどうか・経験値を積めるかどうか」

総合政策学部 4年 K


 堀江愛利さんの特別講義を受けて、彼女の考え方や価値観を知れたことが私にとって大きな学びになりました。具体的には、何か決断をする際の判断軸は、学びが多いかどうか・経験値を積めるかどうかが重要だということです。


 実際の講義の中では、「自分を規制しているものは何か。それを取り除くと何ができるか」 「世間で言われる性別的役割とその“あるべき”の中で変えたい部分・残したい部分」などを考えるワークのような取り組みを行いました。「未だに人口の半分を占める女性を軽視してビジネスが行われている部分があり、それは、世の中を片方の目でしか見られていないのと同じである」、と堀江さんは語りました。この言葉を冒頭に聞いた上で、私たちの中に潜在的に埋め込まれている「女性だから〜でなくてはならない」「男性だから〜してはいけない」などという部分を洗い出しました。このワークを通して、私自身、ジェンダー平等などで性別に捉われた考え方をしないように意識していたつもりでしたが、「世の中に知らず知らずの内に定着していて自分自身も疑うことなく飲み込んでいた考え」があると気付けました。


 本講義では、ワークを始めとして彼女の一言一言が私に響きましたが、彼女がそのような言葉を発することができるのはなぜか、どのような経験をしてきたらそうした考えに至るのか、どのような価値観に基づいているのか、などが気になるようになりました。私自身、就職活動の中で決断をしないといけない時期に差し掛かっていたのもあり、「何か決断をする際の判断軸」について伺いました。堀江さんの答えは、「自分のやりたいことがなければ経験を積むことで探していく」「絞らないといけない時は学びが多い方を選ぶ」というものでした。私自身の悩みから派生して本講義で抱いた疑問を投げかけることができたのもあってか、この回答をいただいた時に改めてこれから・未来について考えようという気持ちになりました。


 これから将来の道に迷うこともいくつもあると思いますが、その際は「学びが多いかどうか・経験値を積めるか」を意識して、選択していこうと思います。

 

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