2024年度 寄付活動報告書
はじめまして。chunky pinkyと申します。
今年の5月から、「誰もが制限を受けることなく、自由に自分の人生を選べるように。」という理念を掲げ、ユニバーサルかつタイムレスなアクセサリーづくりを始めました。
またその理念に基づき、誰もが諦めずに生きられるよう、その先の選択肢を広げられるよう、売上金の一部を寄付させていただいております。
ありがたいことにたくさんのお客様にご購入いただき、毎月寄付をすることができましたので、ご報告いたします。
寄付への想い
まずは、寄付を始めた理由をご紹介させてください。
私は幼い頃に指定難病に罹り、入退院を繰り返すなど行動を制限されていました。周りと同じように学生生活を送れず、薬の副作用で苦しみ、おしゃれを楽しむこともできなかったのです。
幼い頃からそんな気持ちでいっぱいだったことを、今でも鮮明に覚えています。しかし次第に、
とも思うようになりました。
この世界には、サポートを必要としていながらも声を上げられず、失われていく命がたくさんあります。権利を奪われ、尊厳を踏みにじられている人や動物も存在します。
でも「誰も助けてくれない」なんて、誰にも思ってほしくない。
私にできることはまだ少ないけれど、サポートを必要とする声なき声に耳を傾け、行動を起こし、常に味方であり続けたい。
chunky pinkyが、誰もが制限なく使えるユニバーサルデザインのアクセサリーを作ることで、ひとりでも多くのお客様を笑顔にする。
お客様からいただいた大切なお金から、サポートを必要とする命や場所、彼らの命を守ろうと頑張る団体へ寄付をする。
お客様が自分らしく生きてくださることが、誰かや何かを助ける力になる。
そんな素敵な循環を作れたら…と考え、今年の5月にchunky pinkyを立ち上げ、7月からは毎月寄付を行なっております。
私たちが「サポートを必要とする命」だけでなく、「彼らの命を守ろうと頑張る方々」に対しても寄付を行うことには理由があります。
私たちが「サポートを必要とする命を大切にしたい」とどんなに頑張っても、物理的・時間的・金銭的な限界があるからです。
ひとつでも多くの命を守るには、「命を守ろうと同じように頑張る方々へ支援する」ことも必要。
ですので今後も引き続き、私たちだからこそできることを最大限やると同時に、「支援をしている方々」をも支援し続けたいです。
▼各商品ページはこちらからご覧いただけます。
寄付の概要
寄付期間
2024年7月〜12月
総寄付額
29,000円
寄付先団体と内訳(計4団体)
バンクーバー水族館海洋哺乳類救助協会
合計 9,000円
シャイン・オン!キッズ
合計 5,000円
NASU FARM VILLAGE
合計 5,000円
あしながサンタ
合計 10,000円
※それぞれの支援プロジェクトの詳細、寄付金の使途は後述いたします。
寄付金の調達方法
chunky pinkyでは、オリジナルネックレスなどの商品と、オリジナルチャリティーステッカーの売上金の一部から寄付を行っております。
来年度は今年度よりひとりでも多くのお客様のお守りとなる、あるいは自分らしく生きる一助となる商品をお届けし、お客様からいただいた大切なお金から、サポートを必要とする命や場所へ今年度以上に寄付をしたいと考えております。
支援プロジェクトの詳細・寄付金の使途
バンクーバー水族館海洋哺乳類救助協会
バンクーバー水族館海洋哺乳類救助協会は、苦しむ海洋哺乳類の救助と研究、リハビリテーションを行う団体です。カナダで唯一の海洋哺乳類専門の病院施設を運営しています。
この団体の特徴は、寄付(支援)によって、病気や怪我、孤児として苦しむ海洋動物を養子に迎えることができる点。
寄付金はすべて、彼らが生き残るために必要なケアや食料、医薬品などに使われ、第2の人生を歩むことができるようになります。
私たちは7月と8月に合計9,000円を寄付し、ルナとセニョールシンコを養子として迎えました。
もちろん、「実際に養子として迎える」わけではありませんが、ルナやシンコとのつながりを感じられて、今でも定期的に「ルナやシンコは元気かなぁ」と思い出したりします。
こちらの団体にはまだまだ多くの海洋動物がいるので、今後も定期的に寄付する予定です。
シャイン・オン!キッズ
シャイン・オン!キッズは、小児がんや重い病気の子どもたちやご家族に寄り添い、入院中だけでなく退院後の生活を含めてサポートを行う、認定 特定非営利活動法人です。
犬の力を借りて、子どもたちの精神面や肉体面をケアする動物介在療法や、「ビーズ・オブ・カレッジ」というアート介在療法などを取り入れています。
ビーズ・オブ・カレッジとは、子どもたちが闘病生活での治療過程をビーズで記録し(繋ぎ合わせ)、勇気や頑張りを讃えるものです。小児がんの子どもたちが集めるビーズは年間平均900個にもなると、公式サイトに記載がありました。
冒頭での「寄付への想い」でもお伝えしましたが、私は幼い頃に指定難病に罹りました。
その際にお世話になった子ども病院も、私が退院した後に「ビーズ・オブ・カレッジ」のプログラムを取り入れたと知り、5,000円を寄付させていただきました。
NASU FARM VILLAGE
NASU FARM VILLAGEは、現在は実業家としても活躍中の紗栄子さんが経営する、栃木県大田原市にある牧場です。
怪我をしたり年を重ねたことで、殺処分されてしまう可能性がある馬や犬、猫などの動物を引き取り、その動物たちを守るために様々な事業を行っています。
私たちが10月に5,000円寄付をした「保護馬•保護犬•保護猫支援金」は、動物たちの治療費や設備投資などに使われています。
私自身、以前から紗栄子さんを尊敬していたのですが、「誰かが守らないと人間の都合で生命が失われる現実を目の当たりにして、栃木にすぐ移住し経営を始めた」と知った時、胸を打たれて言葉が出てきませんでした。
▼ 牧場運営までの経緯を知りたい方は、こちらのインタビュー記事がオススメです!
また、「Think The DAY」という非営利の社団法人の代表として、災害前(Day0)の備え+災害が起きてすぐ(Day1)の行動にも力を入れ、自ら物資の運搬や炊き出しも行っています。
「困っている人が目の前にいるなら、自分にできる限り何でもする」という姿勢が常に一貫しているからこそ、私たちも安心して寄付ができる、と感じています。
あしながサンタ
世はクリスマスシーズン。子どもたちのために何かできないか…と考えていたところ、あしながサンタを思い出しました。
あしながサンタは、児童養護施設の現場職員が「子どもたちが本当に喜ぶことは何か」を考えた結果、立ち上げられた団体です。
寄付を通して、例えば親から極度の虐待を受けて死ぬ寸前で保護された子どもや、家族からの性的虐待を受けた子どもなど、劣悪な環境で育った子どもたちに笑顔を届け、その子どもたちを守ろうと頑張っている施設を支えることができます。
公式サイトを見たところ、
というデータもあるようです。
1年に1度のクリスマスプレゼントは、子どもたちの欲しいものであってほしい。そんな思いで、11月・12月分として合計10,000円を寄付いたしました。
今後の計画
支援活動は継続してこそだと、私は考えています。
今年度の寄付総額は29,000円と少額ではございましたが、来年度はより多くの支援ができるよう、そして単発支援だけでなく継続的な支援ができるよう、精進してまいります。
また、現在オンラインショップにてオリジナルチャリティーステッカーを販売しておりますが、来年度中の販売開始を目標にチャリティーネックレスを考案中です。
(まだデザイン段階ですがとっても可愛らしいので、楽しみにしていただけたら嬉しいです!)
来年度も、そんなうつくしい、持続的な循環を作っていけるように。
読み進めてくださった皆様、そして大切なお客様へ。
chunky pinkyをこちらのnoteで知り、読み進めてくださった皆様へ。そして、chunky pinkyの商品をお買い上げいただいた、たくさんのお客様へ。
この度は、chunky pinkyにご興味をお持ちいただき、活動を支援してくださり、誠にありがとうございます。
5月にスタートしたものの、最初はなかなか上手くいかず、自分の想いや大切な商品が誰にも届かないことに悔しさを感じる日々が続きました。そんな中、7月の末にTikTokで動画がバズったことで、多くの方に知っていただけるようになりました。
それから順風満帆だったわけではなく、想定以上の向かい風も多くありましたが、ご購入時のアンケートやSNSのコメント欄でいただいたお客様からの声が何よりも励みとなり、今、2024年を締めくくることができています。
2025年は今年よりもひとつでも多くのチャレンジをし、ひとりでも多くのお客様と、その先にいるサポートを必要とする命の力になれるよう精進いたしますので、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
🌷TikTok