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Badla(Revenge)

Badlaは2019年に公開されたヒンディー語映画。ミステリー映画で、いわゆるダンスのないインド映画。アミタブ・バッチャンとタープシー・パンヌがリードロールを務めた。

あらすじ

ナイナはビジネスで成功を収めた経営者。結婚し、子供も授かり完璧な人生を送っていた。それがある日不倫相手の死亡から殺人の容疑をかけられて状況が一変する。刑務所への収監を回避するため、ナイナの弁護士が「40年間裁判で負けたことない」というバドラを代理人として紹介したのだった。ナイナはバドラに事件の詳細を話し、事件の真実が明らかになっていく。

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インドのミステリー映画

インド映画と言えば日本で知られている作品は勢いのある華やかなダンスに象徴されるような作品だと思う。しかし一方で、華やかなイメージからは程遠いドラマ系やミステリー系の作品も多数あるのも事実。勿論、作品によっては「無茶苦茶などんでん返し」を狙ってようなものがあって最後の最後に時間を無駄にしたと思うようなものもある。しかし、本作品のような丁寧なシナリオで見終わってからも「いい作品だった」と思えるようなものもあるのでぜひ見ていただきたい。

頭の回転が早い経営者と弁護士の問答

ナイナはイギリスでビジネスを成功させた敏腕経営者。そしてバドラは40年間裁判で負けたことがない凄腕弁護士。嫌疑を掛けられたナイナは出来るだけ自分に不都合な真実を隠そうとする。そしてバドラは弁護のために真実をあの手この手を使って引き出そうとする。彼らの供述、推測によって何度も事件の様相が変わっていくので物語についていくのに少々苦労するかもしれない。何が真実で何が嘘なのか。二人のやりとりの巧みさにはとても感心する。この物語の終わり方は予想不可能で納得できるものなので後悔する事はないだろう。

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