ある日、サイゴンで。 🇻🇳2 堂々島ロール

近くに寂れたショッピングビルがある。
上には映画館、地下にはスーパーが入っているものの、フロアによっては何も店が入っていていないぐらいに寂れている。

次々に店が消えていくなか、最近、ベーカリーが入ってきた。

何度か利用したことがあるチェーン店だ。ローカルのパン屋の、よくわからない味のパンではなく、日本人がイメージする普通のパン(食パン、バゲット、ロールパンなど)を売っている。

スーパーに行くついでに覗いてみたところ、ここの店舗はカフェとしてがメインのようだ。パンの種類が少なく、かわりにケーキが多めのよう。

ふと見ると、チョコパイやパウンドケーキと並んで『堂島ロール』が並んでいた。
まあ、正しくは、『パックに「堂島ロール」』とゴシック体で書かれたシールが貼ってある生クリーム多めのロールケーキ』。(お察し)

わたしの悪いところ。
おさえきれない好奇心。

65,000VND 日本円で320円

次に帰国したときは、地元大阪で久しぶりに食べようと思った。

このチェーンのベーカリー、韓国系ってことになってるけど、それがほんとうなのか、わたしは知らない。

あまりにも堂々とやってのけたことから、わたしはこのロールケーキを『堂々島ロール』と呼ぶことにした。