もう少し正直でいいよね#サバイバル日記inベトナム ①
久しぶりの投稿となりました、Chuncoです。
前回アップしたのが去年で、それからすごく時間が経ってしまいましたが、その間に自分にとって大切なことが起きたので書きます。
今回のテーマは「自分の進む道」 たとえば、進路について、転職について。
私は昨年末に「今の会社を辞めよう」と決意しました。そして、なぜそんな決意をしたのか、そのことをどうしてここに書くのか。それは、自分の心と体が壊れる前にストップすることができるのは自分の意思だけだ、ということを伝えたいからです。
まず退職の決意をする前、職場は私にとってまったく居心地のいい環境じゃありませんでした。もちろん職場環境を自分にとってよいものにすることも会社勤めをする人間にとって必要な能力です。普段から私は、受身なだけで周りが自分のことをわかってくれないとか評価してくれない、なんて言うのは変だなと考えています。
でも正直、どれだけ努力していても、自分は周りの人のことが好きでも、実際味方になってくれる人がいたとしても、権力がある人に気に入られるかどうかが会社員の明暗をわけるんだと知りました。
つまり、なぜか社長嫌われてすごく立場が悪くなったのです。どうやら他の社員が伝えたネガティブな情報から勝手な評価を下されたようです。そもそも自分の範囲ではない責任を問われる。何か会社のことを考えて行動しても嫌みばかり言われる。
直属の上司が抗議してくれても社長の考えは覆りませんでした。普段は別拠点で働いているので、顔をあわせることは少ないですが、会えば常に嫌な気持ちにさせられました。
それだけでなく、新人を育てようにも、厳しいことを言ったらすべて社長に伝わり悪者扱い。私は仕事をする上で自分がすべて正しいとは思いませんし、自分自身が反省すべき点も改善すべき点もたくさんあると認識しています。それに、評価がどうということや真偽については読んでくださっているみなさんにとっても重要じゃないことでしょう。
ここで言いたいのは、職場が自分にとって安全じゃない環境になっていたということです。たとえば、何か新人に注意したくても必要以上に言葉を選ばなければならないことや、相手の反応をうかがわなければなりません。どうやって仕事をするか悩んで眠れない。何とか結果を出したくて、とサービス残業や仕事の持ち帰りもしょっちゅう。寝ても、仕事の夢を見ていて起きたときに夢と現実とが混同してしまう。社長に会う予定が入れば数日前からご飯が食べられなくなる。社長からのメールを読むと自分に関係なくても動悸がする。
それでも仕事を辞める選択肢はなくて、「自分が成長するべきだ」「マイナスな受け止め方をやめよう」「味方になってくれる人や学生たちのため」と前向きになる努力をしていました。しかし、体調不良が続いていたある日、ごく自然に「この不調が本当に病気だったら辞められるかな?」という考えが頭に浮かんできて、次の瞬間「違う!そうじゃない!!」と我に返りました。
本当は辞めてくてしかたなかったのが本音なのに、自分のため・他人のためときれいな理由をつけてそれを隠そうとした。そして、自分の意思じゃなく続けられなくなるというストーリーを願ってしまった。
私はそんな後ろ向きな生き方を選んではいけない。だって、友達も家族も私の幸せを願って、応援してくれているというのに。せっかく病気が治って自由になったというのに。(詳しくは過去記事)
「努力することは大切」これは正しいと思う。「かんたんにあきらめるのはよくない」これも確かにそうだと思う。
でも正確には「自分が心から得たい目標のために努力することは大切」「ラクばかり選んでかんたんにあきらめるのはよくない」と思います。ラクがしたくてなまけたくて選んだ道と、限界まで努力した結果の道、どちらかということは自分自身が知っているはずです。
自分がぜったいやりたくないことから目を背けることは、自分にそれらしいうそをついて言い聞かせることは、ぜったいだめだよと言いたい。そして、たとえば自分の利益だけ考えたのではなくて、だれかのために一生懸命になりたいと心から思ったとき、それが自分のやりたいことなら全力でやれることは素敵だと思う。
勉強が嫌だから学校に行きたくないという小学生がいても大人たちはきっと「いいから、勉強しろ」と言いますよね。でも、いじめにあっていて学校に行きたくないという小学生がいたら「とにかく学校へ行け」と言うでしょうか。きっとどうやって解決するか考えて、その中には学校を辞めるという選択肢だってあるはずです。
でも、自分自身には「とにかく会社へ行け」と言ってしまう。そして、心が体に訴えて送るサインを無視し続けて、ある日とつぜん体が動かなくなってしまったということだってあります。実際、私は知り合いでそのような人を知っていますし、あぶなく自分がそうなる寸前でした。
だから、きちんと自分の意思で辞めることにしました。新しい環境で自分のためにがんばる。他人に誠実であり、自分に正直である。これが今の私の目標です。そして、この文がだれかの役に立つことを願います。