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虫柱のいる教室

ベトナムのホーチミンシティに住む日本語教師が、ベトナムの生活や日本語教育の中での出来事•関心事を書いているnoteです。
ベトナム人と日本人の言語交流会も運営。

ある日、教室に入ると、席に虫柱が座っていた。

もう少し詳しく言うと、
日本語の授業のために、入学して間もない大学1年生のクラスに入ると、虫柱▪︎胡蝶しのぶの羽織を着た学生が、席に座っていた。

「デーモンスレイヤーが好きですか?」
と聞くと、ちょっとはずかしそうにうなずく虫柱さん。
※デーモンスレイヤー=鬼滅の刃の英語名、ベトナムではこちらのほうが一般的

はずかしそうなのは、たぶん、日本人と話すのに慣れていないのに、急にわたしに話しかけられたから。

「わたしもデーモンスレイヤーが好きですよ」
と伝えたら、うれしそうな、まだはずかしそうな顔で笑った虫柱さん。


鬼滅の刃はコミックスがベトナム語訳されて本屋に並んでいるから、子どもでも読める。おととしは劇場版の無限列車編も上映されていた。

ベトナムでもすごく人気があるらしく、街中でも黒と緑の市松模様や黄色地に白い三角模様の羽織を着た人をちらほら見かける。

とは言え、大学にわざわざ羽織を着てくるくらいなので、虫柱さんは本当に鬼滅が好きなんだろう。
日本語も勉強しちゃうくらいに。

日本でこんなことがあるかなぁ…。
好きなものを全力で、好き!!と言える空気感、すごくいいと思います。







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