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わたしができること#サバイバル日記inベトナム ⑥

 おはようございます。本職が何かわからなくなってきている日本語教師のChuncoです。

 ベトナム政府がゆるいロックダウン状態にしてから会社の人以外と会ってないのですが、その間に2種類のZoomミーティングを企画しました。 
 ひとつは趣味が読書の日本人向けのオンライン読書会。もともと別の方が主催の読書会に参加していたのですが、直接集まることはできないということでオンライン版を提案し、自分が主催することになりました。
 もうひとつはベトナム人向けの日本語会話。これは元学生たちが日本語への興味をなくさないようにということで企画しました。

 どちらもやってみて気づいたのは、みんなは誰かが企画さえすれば参加したいと思っているらしいこと。対人関係はかなり打たれ弱いので、誰の反応もなかったら傷つくな…と二の足を踏んでしまったのですが、開催してみると日本人でもベトナム人でも「誰かと話したい」「さびしい」「また開いてほしい」という声が。
 仲の良い友人とのオンライン飲み会ならLINEグループでやりとりなんかすれば自然に発生しそうですが、”同じ趣味のだれか”とか”日本語のクラスメート”になってくると自分から呼びかけるのは敷居が高いのかもしれません。
 Zoomミーティングを開く=イベントを主催する、となるとファシリテーターとしての役割をしなければならないと考えて身構える部分もあるかもしれません。わたしは教師をやってるわけなので、話し合いをコントロールすることは仕事のうちです。それに主任をやっていたため教員会議も回さなければならなかったので、ある程度経験があります。正直、上手いか・ノウハウがあるかと聞かれると発展途上ですとしか答えられないですし、話したい人が集まっているので実際に話し始めるとみんな勝手にしゃっべているのであまり神経を使わなくて済むのですが…。

 そう考えると、自分は家にいながらにして「こんなことしませんか?」とSNSで呼びかけるだけで誰かの役に立てる。あとはZoomのミーティングIDを作って、参加者希望者に知らせるだけです。
 学生たちに日本語が教えられなくて、自分は学校があって学生が来てくれなきゃ何もできないのだと無力感を持っていたのですが、そうではなかった。

 わたしが今できること。家にいること。他人と物理的距離を保つこと。
 でも何もできないわけじゃなくて、とてもかんたんな一歩を踏み出すことができる。勇気を出してよかったなと思いました。

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