海外生活|選択肢が限られることの楽さ
先日、約3年ぶりに、日本へ一時帰国していました。
せっかく日本に帰ったし、円安だしで、この機会にベトナムで売っていないような服やアクセサリー類の買い物をしておこう。
と思ったのですが。
結局、大したものを買わずに終わってしまいました。
感じたのは、日本では選択肢が多すぎて、選ぶのに疲れるなぁということです。
ホーチミンにもデパートやショッピングモールがたくさんあるし、通りには多くのショップが並んでいます。ウィンドウショッピングを楽しみたいなら、それなりにいろんなショップを見て回ることもできます。
でも、デパートやショッピングモールに入ってるブランドはだいたい同じ。広々とスペースを使いがちなので、ひとつの建物にはあまり多くのショップが入っていません。なので、系統や値段から選ぶと自分が入る店はほとんど限られています。
家から近いか何かのついでに寄りやすいとかで行き先を選べばいいだけです。
しかも、品揃えが良いとは言えず、デザインがよくても欲しいサイズがないとか、カラーバリエーションがないととかで、やむを得ず選択の幅が狭まります。ほどほどで妥協しようか、となるわけです。
あとは、単純に、現地語の一次情報を見ないので、自分が知れる店や商品に限りがあるという背景もあります。
日本では、ひとつの建物の中に、系統も価格帯も似ているブランドがたくさん入っています。品数も豊富で、ちょっとした色や形の違いなどから選択肢が無数にあります。
かゆいところに手が届いてあまりある
…からこそ、選ぶのたいへん。
素材や値段やデザインを吟味して、ほんとうにこれがベストかな?と、いくつもいくつも比べてしまいました。
ホーチミンシティはごちゃごちゃしていて、物も人もあふれているように見えます。実際、渋滞もゴミも多いですし。
でも、ベトナム語がほとんどわからない外国人であるわたしには、目に入る選択肢は少ないです。だから、あれやこれや見比べなくても、必要条件の最低ラインをクリアするものを見つけさえすればいい。
そういえば昔は買い物に時間がかかっていたなぁ、と思い出しまして。いくつもお店見てから最初に見た店に戻るってこと、よくありました。最近は欲しいものをさっと買って終わりだったんですが。
昔というのは日本にいたころの話で、自分の買い物の仕方が変わったというわけではなく、環境が違ったというだけだったのですね。
日本でも、見る店を絞っておけばよかったんでしょうけど。ひさしぶりの帰国で、どんなブランドがどこに入っていたかも忘れていて、なんとなく大型のショッピングモールを覗いてしまったのが失敗でした。
ちなみに、服やアクセサリーだけでなく、食品や日用品、化粧品など、買い物全般はとにかくどれを買うのか迷って時間がかかってしまいました。
次は、メーカーやブランドもあらかじめ決めてリストアップしておこうと思っています。