あるひ、サイゴンで。🇻🇳7日本人、すごすぎ
ホーチミンシティでの生活を続けていると、
日本のサービスはほんとうに素晴らしいし、
日本人はほんとうにきちんと働いてる、
と感じる
日本のサービス力で、安さ合戦をするなんて、
働き手に失礼な話だと感じる
ベトナムでは、
飲食店でメニューを注文してから
「それはない」と言われることなんて日常茶飯事
事前に言われるならまだしも、
勝手に別のメニューが提供されてくることもある
ライドシェアサービスを利用したら、
客を乗せたままガソリンを給油しに寄り道、
なんてこともしょっちゅう
スーパーで、
棚に並んでいた商品をレジにもっていったら、
「システムに登録されてないから売れない」
と言われたこともあった
こんなこと、
日本ならすぐに口コミサイトに書き込まれてしまう
だから、
日本人は顧客が満足するように
(顧客から文句を言われないように)
ミスを起こさないように徹底して管理するし
起きたミスは、二度と同じことが起きないように改善する
そうやって、
どんどんサービスを提供する側のコストが上がって
そのシワ寄せが働き手に集まってるように見える
ベトナムでも、もちろん文句を言う人もいる
というか、食い下がらないとこちらが損をする場合もあるので、言うべきときはきちんと言わないといけない
けど、
メニューがないのはどうしようもないし
ガソリンがないと車両は走れないのだから仕方ない
飲食店の店員も、ライドシェアの運転手も、
安い対価で働いていて、
権限も責任も何も持ってない
客の文句も、ハイハイ言って聞き流せばいい
クレームがあったからといって、
次に改善されるわけでもない
客側も、文句を言っても多少のストレスが発散できるだけで、自分の希望が通らないことにはかわりない
粘るだけ、言うだけ、無駄である
あきらめるか、気にしないに限る
不幸だと思うのが
自分が日本から来た日本人だということだ
すばらしいサービスを受けて育ってきたので、
起こる出来事にいちいち腹が立ってしまう
だいぶ慣れてきたはずだが、それでも、
「日本ならあり得ない」と思ってしまう
最近では、こちはも物価もかなり上がっており
日本と変わらない料金を払う場合も多い
そうすると、ますます、
同じ対価を払って、質の悪いサービスを受けるのが
馬鹿らしく感じてしまう
でも、実は逆で
日本のサービスが、質に対して安すぎるだけなんだと思う
ちょっとしたミスや不備を
お互いなあなあにできるようになったほうが
日本社会はもっと生きやすくなるだろうな
と。
そんなことを、
食べたいメニューを2種類も断られたカフェで、
頼んだものと違うお茶を飲みながら、
書いています