「傲慢と善良」を読んで。
先日、先輩に辻村深月さんの本がいいと教えてもらったので、調べてみて買ってきました。
一番気になった傲慢と善良はハードカバーしかなく厚さに圧倒。。。いつもなら躊躇してしまうけど、買ってみた。他にツナグとクローバーナイトの計3冊。
傲慢と善良は、婚活の話。感想を書きたいので、読んでない方・これから読もうと思っている方はネタバレ注意でお願い致します🥺
一気読みしました。本当に読みやすくて、すっと入ってきました。
そして最後、めちゃくちゃ泣きました。
私が泣く時ってヒューマンドラマや人の死が関係してくる場合が多いのですが、恋愛小説でこんなに号泣したのは…君の膵臓をたべたいの時かな🤔
婚活について。異性に対して『ピンとこない』と思ったことありますか?私もあります。それって単純に自分の好きや嫌いが探せていなくて曖昧でぼんやりしているっこともあると思うのですが、この本では「自分が自分につけた点数を上回っていないから」と。自分は理想は高くないと思いながら、自分の点数が高かったのかもと、すとんと心に落ちた。
あとは『結婚できる人とできない人の違い』=ビジョンがあるかないか。ビジョンがある人は思い描いた未来を叶えてくれる人を選びます。だから描いた未来を一緒に進めない人は選びません。私に置き換えると、ビジョンがないわけではないけど、明日結婚できますか?と聞かれたら、今はYESと答えられるけど、少し前なら〇〇したら、〇〇出来たらときっと覚悟できてなかったなーと思います😭
結婚を前に進めるための嘘。私だったら、そこまではしていないかも。でもそこまでする勇気ってある意味では覚悟であり、強い気持ちなのかもしれない。そして、私も相方に点数つけられてて友達の間では色々言われたのかしらなんて妄想してみたり。笑 このご時世だからここまでの失踪はできないけど、したとして探してきてくれるのだろうか。状況も違うし、人も違う。そしてこれは小説の世界なので、どうするのかを考えたところで答えは出ない。
ラスト。私はこのカケルくんの行動に涙した。ずっとロマンチックなプロポースなんてなくていいって思っていた。今でもそういう甘いムードは必要ないんだけど、『君が必要なんだ。一緒に人生を歩んでほしい』の気持ち?想い?覚悟?はあって欲しいな。車線変更という名の結婚を選択するのであれば、同じ道を歩むことを認めて欲しい。私が隣にいる意味が1つでもあったならそれでいい。自分のその気持ちに気がつけた。有難い。この本に出会えてよかった📕✨
もっといろいろなところにコメントしたいけど、長くなってしまったのでここらへんで!
ここまで読んでくださってありがとうございます😊
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