自分を取り戻すための「ただいま」「おかえり」がここには在る

2024年6月10日 18:08

「ただいま」
「おかえり」

私と息子たちはそうやって
私の住む家に出たり入ったり

要は「引っ越し」

帰る場所があることはよい
疲れたら帰ればよい
帰って来ればよい

環境を変えることは大変なことでもあるけど
心を取り戻すことはそれ以上に大事(おおごど)なことだと思う

私だって人のこと
息子たちのことを言えた立場でもない
気に病み自分を見失い途方に暮れること幾度か
何度も住み家を移動し今の場所に辿り着いた
アラフィフ目前ようやく自分を見つけたと思う

失敗という成功を繰り返せばよい
私たちは何度だってやり直せばよい

さてではどう取り戻すか

ボーっとすればよい
とりあえずボーっと
休むことが大切
吐き出す
とにかく心の汚さを出す
愚痴ればいい
怒ればいい
泣けばいい
究極にキレた時には笑いが出る

プロゲーマーの息子
ただひたすらにこの目標のため
5年半近く自分を律し生きてきた

日本1位は何度か獲得
しかし世界は遠い　　

方向性を見失った時
「ただいま」
家族の「おかえり」
それから数ヶ月で行く場所を見つける

それでも壁は厚い

自分のしてきたこと
自分がそのために犠牲にしてきたもの

ふと同世代の人を見た時
自分には何もなかった…

「もうやめよう」

そして「ただいま」と息子はやって来た
変わらぬ「おかえり」
またまた数ヶ月で行く場所見つける
さっそうと引っ越して行った

それからすぐ世界1位を獲得
「夢叶えたよ、自分をここまで育ててくれてありがとう！！」
とメッセージがきた
泣けた

「何度だってやり直せるいつでも帰って来たらいい」
私が私に言い聞かせるよう

「自分がどれほどダメな人間か…自分をやり直したい」
と社会人の息子

いつでも帰って来たらいい
「ただいま」
「おかえり」
がここにはある

いつもより多めにお米を炊く
たくさん食べたらよい
「炊いたご飯がありがたい」
そう心や身体が感じることは大切

「おはよう」
「おやすみ」
があり
「行って来ます」
「行ってらっしゃい」
があり
当たり前のような言葉の交わし合い

「母さんの子でよかった」
泣ける

自分を見失ってしまったら

ひとりだと
言葉を発すること交わし合うことは少ない
話す相手がいないことはどれほどの「孤立」か

私は好きで「孤独」を楽しんでいるが
「孤立」は危険と感じてはいる

自分ひとりで生きているのではない
「自立とは」
"自分を立たせてくれている存在があることに気づくこと"
と聞いたことがある

そして誰かに「助けて」と信じ頼ることができる関係性があること
自分ひとりで生きることではない

さぁ思いきり笑えばよい

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