売れる声
先日、半熟BLOODが結成10周年を迎えたそうです。
LAZY ARTで流通やプロモートを担当させてもらうことになって2年ちょっと。彼女たちの最近の快進撃は目覚ましいものがあります。
僕が自分の活動のかたわらレーベルやプロダクションを運営しているのは、関西を拠点に全国的に売れて、かつ経済的に成立するアーティストを輩出したいという思いからなのですが
ボーカルの橋本菜津美ちゃんはこの1年、TikToker「橋本兄妹」としてブレイクしたので、この勢いをうまく活かせば半熟BLOODとしてももっと
古い言葉ですが「メジャー級」に売れるはずだと期待しています。
僕は昔から「売れる声」に敏感でした。
関西にも歌が上手い人はたくさんいます。
でも温かさ、セクシーさ、激しさ、カリスマ性を兼ね備えた売れる声を持った人ってめったにいない。
だから逆に聴けばすぐわかるんです。
一番初めに「おっ!」と思ったのは河野ちあきちゃん。今、釣りタレント「釣女ちゃこ」として大活躍のちあきちゃんと知り合ったのは15年ほど前のこと。
当時はツインボーカルのグループで歌っていたんですが、中低音域がしっとりと魅力ある声質で、これは売れるなと確信しました。
その後、歌手活動よりもタレント活動が先行して「ルアルアチャンネル」(サンテレビ)を中心に釣りタレントとして活躍する彼女ですが、その人気の秘密もあの声にあると思っています。
次に「おっ!」と思ったのは大山まきちゃん。5、6年前にちあきちゃんの紹介でいきなりカラオケ飲みに行ったのですが、おとなしそうな人柄とは正反対のエモーショナルな歌声には驚かされたもんです。
大山ちゃんはほどなくしてYouTubeの「飛び出せYouTube!アコメタル大作戦」企画でブレイク。今やハードロック、ヘヴィーメタルシーンでは知らない人はいない存在になりました。
そして菜津美ちゃん。彼女とは4年くらい前に司会者の友人の誕生会で知り合いました。音楽を聴いたのはしばらく後なんですが、リズミカルかつ独特の叙情性をもった歌声は一流になり得ると感じました。
それからレーベルでお世話することになり、一緒にYouTubeや「中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス」(ラジオ関西)をやるようになって、その確信は強まっています。
関西の音楽シーン、芸能界を底上げしたい。スターを輩出したい。良いものを作るのは当たり前。発信力を高め、全国のクリエイターやメディアともっと密接に連携して、多くの人にその魅力を伝える動きを促進していきたいと思います。
僕もあっという間に38歳。今頑張らないとね。