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子供2人の中学受験終了

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SAPIXと日能研の比較 ⑰親の葛藤

中学受験の場合、どうしても親の関わりが必要となります。 直接は勉強を子供に教えることはないにしても、大体の内容を把握して、日々の学習がうまく回るように心を砕くことが多いです。 そんな親の心はテストの度にジェットコースターのように動くものだし、様々な葛藤を抱えるものです。 どこの塾に行っても親は葛藤するものだと思いますが、SAPIXと日能研では、一番親が葛藤した内容が違いました。 SAPIXの場合、「こんなにやらないと駄目?こんなにプレッシャー必要?」ということ。 家庭学習す

    • SAPIXと日能研の比較 ⑯算数の重要性と先取り

      SAPIXと日能研では、中学受験に必要な科目の中で、算数に置いている重要性の割合が違うと思います。 SAPIXの方が、算数重視です。 SAPIXは、新4年生のカリキュラムから算数の授業前テスト(基礎力定着テスト)があるし、毎日やる算数の基礎力トレーニング帳があります。 計算については、算数のテキスト巻末に計算力コンテストまでついています。 その後もSSの前に算数の確認テストがあったりなど、とにかく算数重視の姿勢です。 生徒と親は、毎日いつでも算数に追われているような感覚があ

      • SAPIXと日能研の比較 ⑮大変な時期

        SAPIXと日能研では、中学受験生活における大変な時期も違います。もちろん、個人差はありますが、カリキュラム上の差の方が大きいと思います。 両塾ともに、6年後期の実質的な大変さは同じで、中学生活で一番大変なのは間違いないです。でも、体感的な大変さは6年後期が一番ではありません。ここでは、学習面での体感的な大変さを書きます。 SAPIX→5年後期が一番大変 日能研→6年前期が一番大変 SAPIXの場合、4年生のカリキュラムからして難しいし量も多いのですが、5年前期までは、抽

        • SAPIXと日能研の比較 ⑭学校説明会

          中学受験において、どこの中学校を最終的に受験するかどうかは、成績だけでなく、その学校が子供に合っているかどうかで決めると思います。 その判断材料の一つになるのが学校説明会ですが、中学校が主催する学校説明会は回数が少ないし、申し込むのが大変です。 そんな時は塾主催の学校説明会に行くとよいのですが、SAPIXと日能研ではこの点でも様々な違いがありました。 SAPIX ・中学校主催の学校説明会と似た内容が提供される ・場所は、中学校主催の学校説明会と同じ学校ホールなどで行われるこ

          SAPIXと日能研の比較 ⑬テストの科目別難易度

          中学受験生というのは、6年生で受験本番を迎えるまでに数々の塾テストを受けていくものですが、SAPIXと日能研では、その科目別難易度にも差があったと思います。 SAPIXのテストは算数と理科と社会の難易度が高いです。 算数については、後ろの方の大問の(1)以外は初めから完答を目指さない方が点数が高くなるのではないかと思えるくらいの難易度のことが多々あります。 初めの方を爆速で解いていって、最後の大問にゆっくり時間をかければ解けないこともないですが、初めの方を爆速で解いていく

          SAPIXと日能研の比較 ⑬テストの科目別難易度

          SAPIXと日能研の比較 ⑫過去問の進め方

          6年生になると、受験校を決めるまでに中学入試の過去問を解くことになります。その進め方も塾によって異なります。 同じ塾でも校舎によって違いが大きいところかもしれませんが、子供達の経験について書きます。 SAPIX ・夏期講習頃から「有名中」という分厚い過去問集(様々な学校の一年前の過去問を集めた本)を解き始める ・夏期講習終了頃から自分の志望校の過去問を解き始める 日能研 ・夏期講習後から「銀本」という分厚い過去問集(様々な学校の一年前の過去問を集めた本)を解き始める ・9

          SAPIXと日能研の比較 ⑫過去問の進め方

          SAPIXと日能研の比較 ⑪勉強サポート

          ⑩で親の負担について比較しましたが、⑪ではその他の親の負担のうち、勉強サポート面について比較してみようと思います。 共通して親がやることとしては、勉強のスケジューリングと勉強の実務サポートがありますが、これらにも違いがあります。 まず、勉強のスケジューリングについてですが、6年後期はまた違ってきますが、それまでのルーティーンとしては、以下のようなスケジューリングの繰り返しになると思います。 SAPIX ・まずは授業の1週間後までのデイリーチェックまでに一通りテキストを終

          SAPIXと日能研の比較 ⑪勉強サポート

          SAPIXと日能研の比較 ⑩親の負担

          中学受験は、どうしたって親のサポートがつきものです。SAPIXと日能研で、親の負担が大きいのはどちらの塾か? それはもう、SAPIXの方です。(個人の感想です) 上の息子がSAPIXから中学受験を終えた時、そこから半年?1年?くらいは疲れが抜けきりませんでしたね。そのくらい大変だった記憶があります。テキスト類の処分などもゆっくり時間をかけて行いました。 それに対して、下の娘は日能研から中学受験を終えたわけですが、今もうまったく疲れが残っていません。もうすっかりテキスト類は処

          SAPIXと日能研の比較 ⑩親の負担

          SAPIXと日能研の比較 ⑨塾友との交流

          SAPIXと日能研、塾友との交流にも違いがあります。 塾で友達ができる確率は、日能研の方が圧倒的に高いです。 その理由は、下に挙げるとおりです。 お弁当の有無 ・SAPIXは、6年のGS特訓、SS特訓以外はお弁当がない ・日能研は、平日の授業時も日特もお弁当がある →お弁当を食べながら交流する時間の有無は大きいです 休み時間の有無 ・SAPIXは、授業と授業の合間の休み時間もない ・日能研は、授業の切り替え時に少なくとも10分は休憩がある →休み時間ちょっと話したり、一緒

          SAPIXと日能研の比較 ⑨塾友との交流

          SAPIXと日能研の比較 ⑧偏差値表

          中学受験生の親が何度も見ることになる偏差値表(合格可能性80%の学校別偏差値が載っている表)、これも塾によって違いがあります。 上の息子の受験時にSAPIXの偏差値表を見慣れていて、各校の数値などはもうすっかり頭に染みついて覚えてしまっていた私が下の娘の受験で初めて日能研の偏差値表を見た時、あまりに違っていたので驚きました。 まず、数値が全然違います。SAPIXの偏差値に大体10くらい数字を足すと、日能研の偏差値になる学校が多いでしょうか。 例えば、男子の芝(1回目)の

          SAPIXと日能研の比較 ⑧偏差値表

          SAPIXと日能研の比較 ⑦費用

          中学受験にかかる費用も塾によって異なります。 新4年(小学三年生の終わりの2月)に入塾してから中学受験を終えるまでにかかる費用は、だいたい下の金額くらいになります。 SAPIXの場合 ・4年生 約60万円 ・5年 約70万円 ・6年 約120万円 合計 約250万円 日能研の場合 ・4年 約50万円 ・5年 約60万円 ・6年 約110万円 合計 約220万円 地域や生徒によって多少違うものの、一般的にはだいたいこのくらいになると思います。 SAPIXについては、成績に

          SAPIXと日能研の比較 ⑦費用

          SAPIXと日能研の比較 ⑥拘束時間

          塾の拘束時間も塾によってだいぶ異なります。 SAPIXの場合、 4年生 週2日 17:00~20:00 5年生 週3日 17:00~20:00 6年生 週3日(週2日17:00~21:00 +土特14:00~19:00) 6年後期は上に加えて、日曜(SS特訓)9:00~18:45 日能研の場合、 4年生 週2日 16:50~19:20 5年生 週3日 16:50~19:20 6年生 週4日(週2日   16:50~20:45 +週1日 16:50~20:45     +土

          SAPIXと日能研の比較 ⑥拘束時間

          SAPIXと日能研の比較 ⑤志望校別特訓

          中学受験において、志望校別特訓ほど大事なものはないでしょう。特に、〇〇コースという名前がついている冠校を受験する場合は、ここでの頑張りが合格につながるケースがままあると思います。 でも、この志望校別特訓も塾によってさまざまな違いがあります。 SAPIXの場合 6年後期から始まるSS特訓がそれに当たります。所属校舎内に、SS開成、SS麻布、SS桜蔭などなど、学校名がついたコースが設けられます。2~3の学校名がくっついたコースもいくつもあります。 既に土特(土曜特訓)は始まっ

          SAPIXと日能研の比較 ⑤志望校別特訓

          SAPIXと日能研の比較 ④宿題の量

          中学受験塾で宿題が出るのは当たり前です。 授業で教えてもらったことを仮にその場で覚えることができたとしても、その応用問題が入試では出るので、ある程度の演習を積まなければ短時間で解けるようにはならないからです。 どの塾でも、相当量の宿題が出ることと思います。 SAPIXでは、「宿題」という名前で課題を出されることはありませんでしたが、テキストの中にある問題をこなさないことにはクラス維持は不可能でしたので、皆、テキストの問題を解くことを「家庭学習」として行います。 (これが厳密

          SAPIXと日能研の比較 ④宿題の量

          SAPIXと日能研の比較 ③クラス分け・クラス昇降

          SAPIXと日能研の大きな違いとして、クラスの分け方があります。 両塾ともに成績ごとにクラスが分けられる点は同じですが、分け方が違うのです。 SAPIXはだいたい1か月に1回の頻度で、クラス昇降を伴うテストがあります。 テストの4科目の合計点数による、1点刻みのクラス分けです。 最上位クラスがα1、その次がα2、α3…となり、その後にアルファベットクラスが続いて、…C、B、Aクラスとなります。(Aクラスが最下位) αクラスの数や総クラス数は校舎ごとに異なります。 テストご

          SAPIXと日能研の比較 ③クラス分け・クラス昇降

          SAPIXと日能研の比較 ②テキスト・テスト

          次に、テキストとテストの違いについてです。 テキストは、 SAPIX→授業の都度、配布される、B4サイズのプリントがホチキス止めされた薄い冊子(説明と問題集) 日能研→前期・後期・季節講習ごとに配布される、分厚いテキスト(「本科」と呼ばれる説明と練習問題を合わせたものと、「栄冠」と呼ばれる問題集) という形式上の違いがあります。 また、 SAPIX→理科と社会はカラー印刷 日能研→白黒印刷 という違いもあります。 さらに、内容も SAPIX→難易度が高い、細かい 日能研→

          SAPIXと日能研の比較 ②テキスト・テスト