【勉強法】私が1年でHSK4級に一発合格した方法

はじめまして！中国語ゼミスタッフの晶晶（ジンジン）です。

初回なので私の中国語遍歴から…
私は独学と中国への語学留学を経て、中国語学習開始からちょうど1年でHSK4級、その半年後にHSK5級、学習開始から丸3年の2020年にHSK6級を習得しました。

今では中国語を活かした職業に就き、仕事以外も中国のドラマや映画、中国ラジオを楽しんだりと、日々中国語と向かい合っています。（ついさっきまで、中国映画「那些年 我们一起追的女孩」日本語タイトル「あの頃、君を追いかけた」を観て、遠き日の青春に想いを馳せておりました。）

中国語の学びはまだまだ続きますが、今回は、私が中国語学習開始から丸1年記念に受験したHSK4級に9割以上のスコアで合格した際の方法をご紹介します。

HSK4級受験の頃の私が中国語に全集中だったかというと全然そんなことはなく、仕事と両立しながらの週2〜3で現地の語学教室に通い初級の知識を学んでいたという状況です。中国語教室の学習以外でHSK4級の対策を本格的に始めたのは、試験2ヶ月前くらいです。

中国語学習者の中には、1年未満でHSK4級を習得される方もいます。HSK4級は中国語中級の入口、漢字が分かる日本人なら1年くらいでトライできるレベルです。中国語の勉強を始めた方は、「HSK4級」は1つの目標になるので、ぜひ受験されると良いと思います。

1、まずは必要単語を覚える

HSK4級の必要単語数は1200語。多いように感じますが、日本人は漢字を知っているので動詞や名詞は割と覚えられるかと思います。
私は当時通っていた中国語教室で初級の単語は大体カバーできていると感じ、単語帳は購入しませんでした。後で紹介するHSK4級の対策テキストや過去問を解いていく際に知らない単語に出会うので、その都度覚えていきました。

名詞や動詞は漢字を見てイメージできる単語が多いと思います。
単語で問題になるのは、「接続詞」と「副詞」。これがもう、本当に厄介です。

本当に厄介なので、HSK4級で要となるものを書いちゃいますね。

【接続詞】
所以　　だから
因此　　だから
但是　　しかし
可是　　しかし
不过　　しかし
然后　　それから
而且　　そして
于是　　そこで
不管　　たとえ〜であっても
无论　　いかなる〜であっても
只要　　…しさえすれば
只有　　…してこそ、…して初めて
既然　　…するからには

【副詞】
往往　　しばしば
不仅　　〜だけでなく
就　　　ただ、たった、早くも
才　　　〜のみ、やっと
再　　　また
只　　　〜だけ
互相　　お互いに
却　　　かえって
正好　　ちょうど
肯定　　きっと

本当に面倒ですね。特に接続詞が嫌いです。そもそも接続詞とか副詞なんて、中国語初級者は普段の会話で「所以」「但是」「可是」くらいしか使わないですよ。。
これは正直、丸暗記です。毎回の学習の開始時と終了時、本当に覚えられないものは寝る前と起きた後にブツブツ唱えてました。試験当日の開始直前までガン見してました。

2、HSK4級対策テキスト

初級の文法は、当時通っていた現地の中国語教室で学んでいたので、さらにHSK4級に必要な文法知識を入れる必要がありました。

私が使用したHSK4級のテキストはこちら。
◆中国語検定 HSK 公認 テキスト 4級 CD付

「公式」と書いてあったのでこのテキストを選びました。
HSKの公式過去問題集を出版している会社なので安心です。
「公認」て書いてあるし。

一時帰国の時に手に入れましたが、このHSK4級公認テキストは解説が日本語なので助かりました。中国で買うテキストは、解説が中国語なので何のこっちゃ分かりませんから。

ここで、余裕で答えられる問題と、いつも間違える問題が分かれるので、いつも間違える問題だけを徹底的に潰していきます。
どのように潰していくかというと、
「解説を読んで、人に説明できるくらいまで理解する。さらに何度も解く。」
以上です。シンプルでしょ？

筆記の文法以外にも、HSK4級にはリスニングや作文があります。
リスニングや作文を苦手とする方も、まずは、このHSK4級公認テキストをやり込んでみた方が良いと感じます。私もリスニングや作文は不安でしたが、解説をしっかり理解し、何度も解いていく内に点数がアップしました。それでも対策が必要だと感じる方は、専用のテキストを追加してみましょう。
リスニングが苦手な方はシャドーイングトレーニング、作文が苦手な方は語順の理解が効果的です。

3、HSK4級過去問題集

HSK4級公認テキストを解きまくって気が済んだら、仕上げに過去問です。
私が使用したHSK4級のテキストはこちら。
◆中国語検定HSK公式過去問集4級

HSK4級公認テキストとセットで買いました。


第1回目から、いきなり時間を測って挑みます。私は1回目は時間内に最後まで解けなかったと思います。
最後まで解けなくても、残りを全部「A」にしちゃう、とかで、とにかく回答欄を埋めます。
「間に合わない！やばい！」に慣れておくためです。

1回目からもし余裕があれば、解答欄の問題番号の前あたりに直接以下の暗号を書きながら解いてみてください。2回目からは必須です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
合ってると思うけど解説を確認したい・・・「カ」
解答に自信が無い・・・「△」
分からなかった・・・「？」
絶対合ってる自信しかない・・・何も書かない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

答え合わせをする過程で、この過去問が最強のテキストに変身します。
解きっぱなしは、ダメ、絶対。

答え合わせで書き込むのは教材の方です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問題なく正解できた・・・何も書かかない
不正解・・・「／」
解答ノートに「カ」「△」「？」があるけど、正解・・・「点線の／」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これで最強のテキスト出来上がりました。おめでとうございます。

「／」「点線の／」が書いてある問題があなたの理解が不完全なところです。
何も書いていない問題には目もくれず、このマークがある問題だけを徹底的に潰しましょう。
どのように潰していくかというと、「解説を読んで、人に説明できるくらいまで理解する。さらに何度も解く。」
２回目ですが。

実はこれ、中国語ゼミが推奨している方法です。
この方法で、
・HSK4級の問題傾向が分かる
・解答にかかる時間が分かる
・自分の学習の偏り分かる
・戦略を立てられる（特に読解セクションで、苦手な分野は後回し…など）
・過去問がオリジナルテキストになる、など、一石五鳥くらいになります。

私は中国語ゼミのライターになってからこの方法を知り、HSK4級の勉強で初めてこの方法を試してみたのですが、正直、昔の自分に教えてあげたかったです。分からないところが分からない状態だった苦手教科が、この方法だったら克服できたかもしれない。。

ちなみにHSK4級受験の半年後に受験したHSK5級の際は、単語帳や対策テキストも買わずにこの方法だけで勝負をし、8割以上のスコアを取ることができました。本当に画期的な方法です。これから受験するあらゆる試験勉強に全活用させます。皆さんにも激推しします。

まとめ

私のHSK4級対策を紹介しました。初級レベルをカバーできている方は、HSK4級は高得点を狙えると思います。
HSKは年に最大で12回開催されます。先に申し込んでしまえば、嫌でも体が勝手に勉強し出すかもしれません。
まずは受験日を決めて、逆算して学習を進められると安心ですね。ぜひ、参考にしてください！
HSK4級の一発合格を狙いましょう〜！

中国語ゼミのHSK4級の記事に、スケジュールやレベル、おすすめ教材、使えるアプリなど、詳しく紹介しているのでぜひご覧ください↓↓
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それでは皆さま、よい中国語ライフを〜♪