簿愛
瞼が開く夜明け前
時計の針も影を消す
冷えたベッドが貫いた
私の心は腐爛する
塗れたグラスは横たわり
葡萄の雫は床に染む
乾いた泪が辿るのは
貴方の匂いが融けた痕
精一杯に着飾って
濃く塗り付けた口紅が
貴方の肌を汚してく
甘い苦味が舌を刺す
曇りガラスの裏側に
濁った夢がこびり付く
空疎を詰めた部屋の中
瘴気を纏う愛を食む
瞼が開く夜明け前
時計の針も影を消す
冷えたベッドが貫いた
私の心は腐爛する
塗れたグラスは横たわり
葡萄の雫は床に染む
乾いた泪が辿るのは
貴方の匂いが融けた痕
精一杯に着飾って
濃く塗り付けた口紅が
貴方の肌を汚してく
甘い苦味が舌を刺す
曇りガラスの裏側に
濁った夢がこびり付く
空疎を詰めた部屋の中
瘴気を纏う愛を食む