月ごとにキャラクターが違う絵本
こんにちは!
チャックル店長です。
新しい絵本のお話の続きです。
モグラから始まった。
その言葉を元に考えてきてくださったのが、月ごとに主人公が変わるお話でした。
場所は雰囲気のいい喫茶店。珈琲を飲みながらリラックスした状態でお話をさせていただきました。
「なんだかね。1月はモグラらしいんですよ。」
「モグラですか?」
「そう、モグラ。1月に活発に動くらしいんです。」
と言いながら一番最初に見せてくださったのが、モグラの物語。
冬の雪の下、そのまたずっと深い土の中にいるモグラの物語。
胸にせまるもの
まだ文章だけ、言い回しも固まってない状態でしたが、胸にキューッとせまるものがありました。
ちょっとした言葉の使い方。出てくる生き物の性格。かんとさんの作るお話には、心を動かす力があります。
「すごくいいです。他のお話も読んでみたいです。かんとさんの描くモグラ、どんな顔なんでしょう。」
一息で伝えました。
珈琲を飲み干して
そこから思いつくまま、お話を続けました。
「このお話は、一話ごとに完結しているんだけど、どこかでつながっているといいですね。」
「そうそう、そしてストーリーも単調ではなくて、それぞれが面白いほうがいいですね。」
「お誕生日絵本?それとも季節ごとの絵本?どちらがいいんでしょうか。」
「人間は?出てこない方がいいかもしれない。」
気がつくと珈琲はなくなっていて、代わりに残ったのはいろいろと書き散らしたメモと、とりとめのないアイデアたち。
「これ、カタチにしましょう。」
湧き上がるものを胸に、その日はお別れしました。
あなたが生まれた頃は・・・
6歳の息子がいるスタッフに、この絵本のアイデアを伝えてみました。
「月ごとの絵本なんですよね。私だったら、子どもの誕生日に渡したいです。」
「そして、○○が生まれた頃はこんな季節だったんだよ。ってお話をしてあげたいと思いました。」
その言葉から、また何か生まれてきそうな気がしました。
今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします。