村田製作所の2019年Q3決算を読み解く
今回は村田製作所の決算をみていきます。
村田製作所は一般の方には馴染みの薄い企業ですが、日本を代表する世界的な電子部品メーカーです。
同社は特にMLCC(積層セラミックコンデンサ)で世界シェアトップであるほか、スマートフォンや通信機器に必須の表面波フィルタなどでも世界有数の企業です。
また、ロボットの触覚デバイスなどに利用される圧電センサや、スマートフォンなどに利用される樹脂多層基板、医療デバイスなどに利用が想定されている積層型の全固体電池などでも有力な企業です。
同社の決算は電子部品業界の現状の体温を反映していますし、その見通しは近い将来の業界の動向をみるのに欠かせないものとなっています。
今回はそのあたりの流れも含めて、村田製作所の決算を見ていきたいと思います。
まずはいつものように、先ほど出てきた決算内容の概況から見ていきましょう。
なお、前回の記事はこちら
村田製作所2019年Q3決算 概況
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