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【INFJとINTJの狭間にいる私】躁状態での1人旅行

私は社会人になってから、9月~11月までかなり情緒不安定になる。1年目は御局様から目を付けられ鬱状態、2年目は鬱と、いわゆる躁状態が1回ずつ私を襲った。


2023年9月、私は宮島へ一人旅に行った。暑かったが天気も良く、溢れかえる観光客の前を堂々と歩く鹿達を尻目に、私はまず山へ向かった。

頂上付近まではロープウェイで上り、そこから約1kmの道のりで頂上へ辿り着く。一人旅だからね、何しても文句言われないからね。9月後半とはいえ暑い、日差しが肌を突き刺す、痛い。だがそれが楽しいと足取りは軽く、ズンズンと道を進んでいく。

しばらく進むと、石などが多くなり足場が悪くなってきた。足元を見ながら進む、でないとすぐに転けてしまう。ふと私は道の隅に目をやり、次に崖の下を見た。


ここから落ちたらどうなるんだろう


今何を考えた?
落ちたら命を落とすに決まっている。
頂上付近の崖から落ちてみたい、落ちた後を知りたいと単純な好奇心なのだが、こんな好奇心おかしいに決まっている。元々好奇心は強い方だが、命に関わる事に関してはかなり慎重な方だ。というか、誰だってそうだろう。思いがけないところでこの世を去りたい訳ない。


そういえばこの時、確か大好きだったYouTuberが亡くなったのだ。私に女の子としての楽しさを教えてくれたのは彼女、人生の指標と言っても過言では無いほどだった。
彼女自身も心の病と闘っており、動画で見るのはいつも明るい笑顔と軽快なトークで、まさかいきなり亡くなるとは思ってもみなかった。

その事も相まってか、私の心は恐らく限界だったのだろう、自分の意志で留まれたのは不幸中の幸いである。たまたま戻ってこれただけで、もしあと3秒好奇心が勝っていたら、私は多分ここにはいない。

怖くなった私は急いで頂上まで登った。人が沢山いる、ここなら私がおかしな事をしても誰かが気づいてくれるだろう。一気に体の力が抜けた。さっきまでの羽のように軽い足取りはどこかに消えてしまった。
帰りは普通に下山したよ。



そういえばこの旅行も躁状態の私が決めたことだった。行きたい!行こう!とトントン拍子で進んだ。この行動力、今の私からは想像もつかない。


まあこの時怖い思いをしたのに、病院に行ったのは2024年1月なんだがねははは。
判断が遅すぎるよ私。

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