モラハラされたら人格変わるよ、ほんとに
私は度々人との精神的な距離を間違える。
楽しい!もっと一緒にいたい!沢山話したい!と思ってコミュニケーションを取るのはいいが、やりすぎて相手に壁を作られてしまう、又は私が急に相手のことを嫌になる。
特に私から興味を持って接した相手に対してこれらをしてしまう。なぜだろう。
いや、自分では分かっている。
高校の時は、つまらない話を何度もする人間が嫌いだった。知らない恋人の話や誰かの噂、さっきまでそこにいた人の悪口、相手の望む答えを言わないと終わらない会話。他人の欲求を満たすために私の労力を消費しないといけないなんて……と思っていた。
グループに入ってしまえばそういったことは避けられないため、グループには属さずそれぞれのクラスにいる友人たちのところを転々とし、特に衝突もなく上手くやれていた。
そんな私でも、基本的に人のことは好きだった。人と関わることで私自身が成長できていると感じていたし、どんな人でも話し合えば必ず分かり合えると信じていた。
しかし3年前、モラハラ人間とお付き合いを始めて私は変わった。いや、本来の私が引き出された、と言ってもいいだろう。
世界に絶望した。
同じ言語を使っているはずなのに、こんなにも会話が成り立たない事があるのかと、私の今までが覆された。
モラハラ人間の連絡先を切ったあと私は晴れて自由の身になったのだが、元の社交的で人間のことが好きな私は居なくなっていた。
ここからだ、私は私に対して過度なイジりをする人間を許せなくなった。
私に対して暴言を吐く人、私のことをぞんざいに扱う人のことは無視し、連絡を切った。
結果私の周りは平和になり、ストレスから来る体調不良に悩まされることは少なくなったが、代わりにつまらない私が残った。
現在私と交友関係のある人間は本当に寛容だ。ニコニコしてついてきたと思ったらいつの間にか消えている様な私と仲良くしてくれている。
これからも大切にしていきたい。
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