次男リョウが学童デビューをした頃の日記
こんにちは。朝食はチーズトースト、なかだいらです。
このnoteでは長男ナオ、次男リョウが発達障害の診断を受けた流れ、その後バリ島で育て直しを行った体験の記録を、本人の許可を取ったうえでつづっていきます。
バリ島へ行ったのが2009年。まずはそれまでの日記を出していきます。
2006/4/3「学童初日!」
今日から次男(新小1)が学童へ通い始めた。
朝から「お菓子いっぱい出るかなぁ」「ケーキも出るかなぁ」と、学童をナンだと思ってるんだ的発言を繰り返していたリョウ。
各種イベントや休日に学童のお兄ちゃんたちと遊んでいるので、すんなり馴染めたみたい。
リョウとペアになって世話をする係に立候補が結構いたらしく嬉しい。
みんなありがとう(涙)。
ナオ(新小3)もしっかりと弟の面倒を見ていたとのこと。
リョウは家では反抗期真っ盛りだけれど、なんとか初日は無事終了。
転んで鼻を擦りむいていたけど、そんなことはまぁいいのだ。
帰宅後、おもむろにトレーナーを脱ぎだし、コタツにもぐるリョウ。
こっそりゲームでもしているのかと覗いたら、くーくー寝てた。
なんだかんだ言いながらも緊張してたのかも。
明日は歯医者もあるので少し早めにお迎えしてやろうと思います!
2006/4/6「いつもぶら下げているアレ」
先日、スタッフから「いつもぶら下げているんですか?」と聞かれたアレ。
3月から導入した斜めがけカバンのこと。
昔は肩から斜めがけにするこのバッグを「ポシェット」と言っていた気がするけれど、いまは色々な名前になっているんだね。
うっかり屋なので1日のうち眼鏡と携帯を探している時間がかなりある。それらが自分でもびっくりするような場所から出て来ることもあるので、探すのにも一苦労。
あと、サーティーワンアイスを4人分買うときに、何をどのサイズでどのように買うかが覚えられず、カタログに爪で印をつけつつ「メ…メモが必要だ」と思い知ったことから、これらすべてを常に持ち歩こうと決心したのだった。
ネットで色々探してみると、どうも私が欲しいものの名前は「シザーバッグ」というらしい。美容師さんがハサミをしまうためにウエストにつけているやつだね。
革製品などなかなかカッコイイが、結構高い。
しかも「底にたまった髪の毛を下に落とせるよう、ボタンで開閉できます」というものも。
私の場合、下に落ちてもらっちゃ困るのだ。
散々探して、ヴィレッジヴァンガードで丁度良いものを購入した。
入れてあるものは、以下。
◎メモ帳 ◎ボールペン ◎付箋 ◎携帯
◎眼鏡 ◎眼鏡ふき ◎小銭 ◎鍵
◎印鑑 ◎母子手帳 ◎次男からもらったどんぐり
このバッグのおかげで、なんとも快適な生活が!
お風呂に入っているときと、寝るとき以外は本当に1日ずっと身につけている。
でもガサッと入れてあるため、先日携帯を取り出したら携帯がお札を咥えて出てきた。びっくりした。
とにかくシザーバッグはうっかり屋の必需品だ。
2006/4/7「返事」
今日は朝から子供たちに腹をたててる。
とにかく二人とも返事をしない。
読書に熱中していたりストーブの前でボーッと上の空だったり。
私の声が耳に入っていないことはよくあることなので、それぞれの近くへ行って目を合わせて穏やかな口調で「ご飯だから席に座りましょう」と伝えても返事が無い。動きもしない。
同じ口調で同じ言葉を数回繰り返すけれど、何の反応も無し。
だんだん腹がたって来て最後には「もうあんたたちとは一生しゃべらない!!」と大人げ無く切れてしまう。
今日は「いってらっしゃい」も言わない! と。
何かに熱中していて耳に入らないならまだしも、しっかり伝えているのに返事が無いなんて許せない。
返事なんてしなくていいや、と思っているの?
(たぶんきっとそうではない)
私の言葉に無反応ならもう言葉をかけること自体辞めます。
そして、あなたたちからかけられた言葉に反応することも辞めます。
そうすれば無視されたひとの気持ちが分かるでしょう。
これが正しい方法、最善の方法ではないと分かっているけれど、いまの私にはどうしようもない。
子供たちが帰宅する時間になって、階段まで様子を見に行ったけれど、朝「一生しゃべらない」と宣言したことを思い出し再び怒りモードに戻す。
子供たちはすっかり忘れているだろうから、母に「ママは朝返事をしなかったことでまだ怒っている」と伝えてもらう。
あー、なんて大人気ないんだ。空しすぎる。
いまに子供たちが仕事部屋のドアを開けて「ママ、朝は返事をしなくてごめんなさい。これからはちゃんと返事をします」と、100万回くらい聞いた約束の言葉を言うだろう。
そのとき私はどうすべきか。
どうしたら子供たちが返事をするようになるのか。
身につけさせる方法を見つけたい。
2006/4/10「ナオの学習について」
隣り街にある、障害児向けの教育トレーニングセンターを見学してきた。
どういう方針でやっていこうか、もっとちゃんと考えなくちゃいけない。
2006/4/11「ドカ弁」
今日も母に頼んでお弁当を作ってもらった。
中央にあるのがパパ。
ご飯喰いの小1次男リョウは左側のおにぎり4つ弁当。
フルーツ喰いの小3長男ナオは右側の果物だらけ弁当。
長男はもともとお昼はあまり食べないので、女の子みたいなお弁当だが、次男の食欲がすごい。
「足りない」というのでサイズを大きくしていくうちに、おっさんの弁当みたいになってしまった。
母は「これでもか! 残したら許さん!」と、多めに詰めているつもりだが、今日もペロリと食べてくるかも??
つづく
次回は「げんこつと絵カードで試行錯誤していた頃の日記」をアップします。
■当時をふりかえって補足 2021.9.18
学童は親が運営する自主学童で、仲間にも指導員にも恵まれ本当に助けられました。みんなの存在がなければ、もうダメだったかもと思うほど。
返事はそのうちできるようになったけれど、言い続けたから身に付いたのか、言わなくても成長によって自然と身に付いたのか、正解は分からないですね。
シザーバッグはいまも使っていて必需品。最近はサコッシュとも呼ばれています。