家庭内にチャイムを導入した話
こんにちは。猫アレルギーだけど猫を飼う、なかだいらです。
このnoteでは長男ナオ、次男リョウが発達障害の診断を受けた流れ、その後バリ島で育て直しを行った体験の記録を、本人の許可を取ったうえでつづっていきます。
バリ島へ行ったのが2009年。まずはそれまでの日記を出していきます。
2006/11/29「チャイム導入」
日課の遂行が難しい我が家。
子供たちの朝起きる時間から家を出るまでの一連の流れ。
学校から帰ってきてから夜寝るまでの流れ。
やるべき内容は先日作っためくりめくりカードでなんとかできるようになった。
次のステップは例えば「7時になったらご飯」という風に時計の時間を気にするということ。
子供たちは何かに夢中になると、どうしても時計を見ることを忘れてしまうし、声をかける私自身も忘れがちなのでどうにも困った。
そこで探しまくってようやく入手したのが、写真のマルチアラーム時計。
32通りの時刻設定ができて、いわゆる「チャイム」です。
音は6通りあるので「家を出るときの音」「ごはんのときの音」など使い分けも自在。
実際に設定してみて思ったけれど、なかなか優しい音なのでチャイムで管理されているというよりも、そっと声をかけてもらっているような感覚でよろしい。
いまのところ
06:00 起床
07:00 朝食
07:45 学校へ
09:00 仕事開始(私用)
12:00 お昼休み(私用)
17:00 仕事終了(私用)
19:00 お風呂
19:45 夕食準備
21:00 歯磨き
21:30 消灯
という設定になってます。
こうやって見ると、ほとんど私のためのアラームだ。
何の苦労も無くこれら一連の活動ができるひとにとったら、アラーム時計を買って設定する手間の方がよっぽど大変に感じることと思う。
昔、喘息の薬を朝昼晩どうしても飲み忘れるので、複数の薬袋を朝昼晩の1回ずつに組みなおしてホチキスで止め、さらに薬を飲んだらチェックを入れるチェックシートを作って管理しようと試みたことがある。それを主治医に話したら「そんな手間かけるくらいだったら普通に飲んだ方が楽じゃない?」と言われた。「普通に飲む」ができないってことを理解してもらうのは難しい。
日々の日課を管理せず放置した場合、「うわっ! もうこんな時間(青ざめる)」のくり返し。風呂の水だって5回中4回は溢れさせる始末(これはまだ対応策が練れていない)。落語に出てくるうっかり屋さんを笑えないよ。
子供たちにはうっかり屋さんであることを自覚させると共に、「冬に食べようと思ってクルミを地面に埋めたリスがいました。でも、うっかり屋のリスはクリミを埋めたことを忘れてしまいました。そのおかげでクルミの木が森になりました」と、うっかり屋の良い面(?)も伝えて行きたいなー。
ちなみに、アラーム導入の初日である今日は、朝から喧嘩することなくスムーズに「行ってらっしゃい」まで完了しました。
わーい。
2006/11/30「なんとかしたいこと」
お風呂で「俺の陣地内に入った」と、リョウの足をかかとで思い切り蹴った長男ナオ(小3)。
膝で顔を蹴るそぶりを見せたり。良くない。
お風呂に入ると湯舟の水を口に入れてしまう次男リョウ(小1)。
S字フックのゴムも口に入れてもぐもぐしてしまう。誤飲が心配。
どちらもどう説得しても直らない。
つづく
次回は「JDDネット第2回年次大会と、字が読めない当事者の体験談」をアップします。
■当時をふりかえって補足 2021.9.30
このチャイムはその後もだいぶ役に立ちました。子供が小さいうちは導入する価値ありです。
いまですか? 家庭のリズムとチャイムが合っていないまま鳴り続けているので、家族全員がチャイムを無視して過ごしていますね。時間や音を変更すれば目新しくなるのだろうけど、チャイムが無くても問題ない状況になったということでもあります。