三男ココの預け先探しと、ガミガミの毎日
こんにちは。歯磨きが大好きな、なかだいらです。
このnoteでは長男ナオ、次男リョウが発達障害の診断を受けた流れ、その後バリ島で育て直しを行った体験の記録を、本人の許可を取ったうえでつづっていきます。
バリ島へ行ったのが2009年。まずはそれまでの日記を出していきます。
2006/9/8「ありがとう」
朝から三男ココをあやす長男ナオ。「おしっこは大丈夫? オムツ替えようか?」と、自発的にオムツ替えをしてくれる。とてもいい後ろ姿だったのでパチリ。
2006/9/11「朝の出掛けに!」
次男が全然起きてこないことを除けば、8時に家を出るまではまあ良かった。
ランドセルを背負う段階になって、長男が「あ、体操服を入れたっけ」とはじまる。
子供部屋から体操服とズボンだけ持ってくる。「袋は?」「無い」と、そのままランドセルにつっこむ。「変だよね。袋を探したら」「探したけど無い」まあいいか、と思い次男のランドセルを見ると体操服が無い。
「あなたはいらないの?」「ん? いる」と子供部屋へ。
次男も体操服・ズボン・赤白帽子をランドセルにつっこむ。
「袋、無かったんだもん」「無いのが悪い」とふてぶてしい。
「本当は自分で自分の物は管理して欲しい」
「イライラを我慢しながら手伝ってやっているのに文句を言うのか」
「自分ができないだけじゃないの!」
と腹がたって腹がたって!
なんとかこらえて「もっと分かりやすいように、自分で準備できるように手伝ってあげるから、もう学校へ行きなさい」
既に遅刻の時間。
「遅刻しそうだけど走っちゃだめよ」
返事が無い
「走っちゃダメよ」
次男が「はいはい」とこたえる。
なんだその返事の仕方は! と、ブチ切れ!
無理矢理あやまらせて送り出す。
「気をつけてね」
返事が無い。
「気をつけてね!」
こちらを向かず、小さな声で
「はーい」
「目を見ていいなさい!!!!!!」
もう朝からこんなにガミガミ言いたくなんて無いんだ。
朝から怒られて学校に行くのも嫌だろうと思う。
今回の出来事からの学びは
・自分たちで物の場所が分かるようにする→ラベル制作
・明日の準備の確認をさせる→10ポイントに追加
・できなかったことより、できたことを誉める
最後のひとつは常に心がけているつもりでも、つい「ダメ」と言ってしまいがち。気をつけよう。
2006/9/14「段取りだらけの1日」
今日は9時に三男ココを連れて、雨の中外出。
近所に住む保育ママさんにココを預ける交渉に。
長男・次男は1歳まで家で見つつ仕事をした。
今回もそれでいけそうな気もするし、もう少し集中してパソコンに向かいたい気もする……。
保育ママさんとも話し合って、1日6時間、週4回でお願いすることに。
月末から慣らし保育で10月から本格的に預ってもらうが、気持ち的には仕事の間だけお隣さんにちょっと預ってもらうという感覚。
週1回は朝からココと二人だけのディープな1日を。
週2回は家族みんなでワイワイ賑やかに過ごそう。
その足で一度家に戻り、今度はクライアントさんからの資料を受け取るため郵便局まで出掛ける。
現在進行中の仕事は病院のサイト1件、学会関係のサイト1件、新しい分娩法に関するサイト1件、建築関係のサイト1件。関連資料として本も読む予定。
再び家に戻り、長男を迎えに学校へ。
普段私が喘息でかかっている病院へ連れて行く。最近とても落ち着いている長男だが、まだ席に着いて集中することにかなりの「頑張り」が必要なので、それを補助するための漢方を処方してもらう。
注意力が高まるような漢方薬があるんだね。
(先生にお願いして私も出してもらいました!)
病院のあとは友人に教えてもらった美味しいパスタ屋さんで昼食。
三男ココをおんぶしたまま。
学校の前で長男を下ろしてようやく仕事に戻る。
ココが寝ている間だけパソコンに向かって溜まった仕事を片付ける……が、思うようにははかどらない。
夕方、学童から帰って来た子供たちとどんぐりを拾いながらパパのお迎えに。ココの足が寒そうだと、長男が路上で裸になってトレーナーの下に着ていたランニングを貸してくれた。あ、ありがとう……。
お風呂と食事が済んで食後のまったりも済み、ココはいまパパのお腹の上で寝ています。
これから学童関係の書類を1つ作って今日の業務は終了。
寝る前に読みかけの本を読んで寝ます。
ところで病院でトイレに入ったらシャワートイレに謎の説明が。
本体の横についているボタンの使い方。
「運転・流す・ビデ・おしり ※緊急時などにお使いください」
……緊急時って、どんな?
地震でグラグラ!!!⇒あっ、おしりボタン押さなきゃ!!!
とか?
2006/9/17「頭痛の種」
次男が「触るな」と言っても、何度でも車のウィンドウを上げ下げすること。
いつロックに手をかけるか、いつドアを開けてしまうか気が気じゃない。
ウィンドウのボタンをカチカチカチカチいじって「触るな」と注意される。
で、2秒後にはすっかり忘れてまたいじってる。
長男は次男とパソコンのゲームを交代にしていて、自分がうまくいいと、パソコンをわざと終了してしまう。
「やりたいならつければ」
どうしてそんな意地悪をするの? 喧嘩になるに決まっているのに、どうして?
ただでさえ、二人ともゲームでうまくいかないときの殺気がすごい。
机を叩いたりゲームを投げたり。
「そんなにイラつくならやめなさい!」と言うと「嫌だ!」と反抗。
意味が分からない。ゲームを4階の窓から捨ててやりたいと思う。
お兄ちゃんが代わってくれないとフニャフニャ赤ちゃんのように甘えた声で
「マーマ~! お兄ちゃんがね~」と文句を言ってくる次男。
この声にイライラしてしまう。
つづく
次回は「飛行機のチケットとコミュニケーションエラーの話」をアップします。
■当時をふりかえって補足 2021.9.25
管理ができない子供と、管理ができない親の組み合わせは本当に苦労の連続だ。管理ができる他人の支援が必要。この当時は薬物治療に関する知識がなかったが、私が喘息を薬でコントロールしているように、実行機能を補助するお薬を効果的に使う道もありだと思う。まずは服薬によって親の実行機能を改善して、子供の環境を整える支援を行う。大人のADHD当事者の私は、それを現在進行中で試しているところ。