家庭には「絶対的な安心感」が欲しい
こんにちは。スチャダラパーを聞く、なかだいらです。
このnoteでは長男ナオ、次男リョウが発達障害の診断を受けた流れ、その後バリ島で育て直しを行った体験の記録を、本人の許可を取ったうえでつづっていきます。
バリ島へ行ったのが2009年。まずはそれまでの日記を出していきます。
2007/5/28「リョウ、坊主あたまになる」
髪を伸ばしていた次男リョウ。
昨夜ついに「暑苦しい」とパパにバリカンで切られてしまい、やや長めの坊主頭になる。
髪を切ったリョウを見たココ。様子がおかしい。
じっと見つめて固まっている。
顔には明らかに「誰?」という表情が……。
リョウの近くに寄って行って、長い間「誰?」と見つめていた。
ようやく慣れて、スイカを食べる兄の頭をペシペシするココだった……。
2007/5/30「ナオの友だち」
長男ナオの友だちが遊びに来てる。
7人も。
ピアノ教室のために早めにルームから帰って来た次男リョウも入れると、リビングに男が9人。男子校みたいです……。
2007/5/31「朝からチェスをする」
今朝は6時から長男とチェスの対決をする。
長男は頭の中で計算をするのが得意なので、将棋やチェスが得意です。
昨日は私が負けたけど、今日は勝ちました!
大人気ない勝ち方だったけど。ルールを全く理解していない次男が長男に「あーしろ、こーしろ」と口出しするので長男はブチ切れてました。
そりゃ、切れるよな。
次男も私とチェスをやりたいというのだけれど、ルール無しでは難しいので、代わりにカルタをすることに。
ゲームを取り上げて1週間ほどたつんだけれど、朝と夕方の喧嘩が減っています。子どもたちのイライラも減っているように思う。やっぱゲーム漬けは嫌だな~と思う今日このごろ。
2007/6/1「釣りへ」
数日前から長男が「釣りに行きたい」と言うので今日は釣り堀まで行って来ました。
釣るのはいいけど、ニジマスをなかなかつかめない長男。
三男は初めて見る魚に大喜び。
ちなみに次男は「面倒だから行かない」とのこと
で、ひとり自宅で留守番。そんなのあり?
一緒に行けば楽しかったのに~。しっかり首の後ろを日焼けしちゃったわ。
今日は母の誕生日ということで、2人でレストランへディナーに。
コース料理でお肉を選択。
5月にオープンしたばかりのイタリアンレストラン。美味しかった~!
帰路はお誕生日祝いの気分もどこへやら、ドラッグストアでおむつとキッチンペーパーを購入。生活感!
しかも胃腸の弱い私たちは帰宅後、胃薬を飲むことに……。
情けないのぉ。
2007/6/16「やばい」
やばい、楽しい! 掃除機かけ、楽しい!
普段、家事は母に任せきりなんだけど、母がベトナムに旅行に行ってしまったのと、私の喘息悪化のため、ここ数日掃除機の鬼と化しています。
楽しいなぁ。なんだか。
ノズルを付け替え布団のダニ取りをする。
綺麗になっていくのって嬉しい!
我が家のアレルゲン(猫)たちは、母がいなくて寂しいみたい。
「抱っこ、抱っこ」と、モコちゃんがうるさいよー。
2007/6/25「認めて欲しい」
フードコートで見かけた親子。
母「○○、テーブルの上拭いて」
子「(ふきんの角をつまんで机のうえを軽く滑らせるように拭く)」
母「そうじゃないでしょ! もっとちゃんと拭きなさい!」
注意の声に、怒りや苛立ちの感情まで乗っかっている。
それを見て、昔、母から掃除機をかけるよう言われたこと思いだした。
自分なりに頑張って掃除機をかけたが「角がぜんぜんできてない! 四角い部屋を丸く掃除するな!」と叱られた。
完璧ではなかったかもしれないけど、まずは掃除機をかけたことを認めて欲しかった。注意はその後でも間に合うだろう。
ココが最近コップで水を飲むようになった。
それだけで家族全員拍手喝さい。
こぼしても「あらあら」程度で誰も怒らない。
赤ちゃんだから仕方無い、と。
子どもが成長するにつれ、「このくらいできてあたりまえ」と、誉める回数がどんどん減っていく。
本当はまだ上手にできないことでさえ「○年生だったら普通できるでしょ」と思いがち。
たまに失敗したり、気がつかなかったりするだけで、「なんでできないの? ちゃんとやりなさい」と怒られる。
これじゃ失敗も怖くなるし、チャレンジする気力も萎える。
まずは認めて欲しい。
受け止めて欲しい。
何もかも許すということではなくて、言い方ってあるよね、という話。
自分もつい感情的に怒ってしまうので、気をつけようって思います。
やっぱり家庭には「絶対的な安心感」が欲しいよね。
2007/6/26「釣りへ2」
今日はいい天気。
夫は会社のレクということで、子供ふたりを連れて鹿島へ釣りに行っております。って、平日だし学校ズル休みじゃーん。
昨日の連絡帳に「夫の仕事の関係で明日はお休みします」と書いたのに、ふたりとも担任に「釣りに行くんだ~♪」と言ってしまったらしい。
土日に仕事があるパパだから、たまにはズル休みもいいよね。体験学習ということで。
ちなみに私もよく学校を休んで遊びに連れて行ってもらってました。
理由は「土日は混むから」。
遊園地や映画は平日学校を休んで行くものだと思ってました。
おかげで分数の授業の肝心なところを逃し、いまだによく分からない……。
小学校の5年生までは滋賀県大津市の山の方に住んでいたので映画に行く子どもたちが少なく、いつも観て来た映画のストーリーを友人に身振り手振りで伝えていました。
いまでもひとに何かを説明したり、分かりやすく伝えたりするのが好きなんだけど、ルーツはその時代にあると思うな~。
つづく
次回は「とうもろこしのヒゲの話など」をアップします。
■当時をふりかえって補足 2021.10.11
さらりと書いたリョウの坊主あたまの件。
坊主にしたことで大きな耳が目立ったようで、学校でお友達にからかわれてしまいました。それが、すごくすごく嫌だったみたいで、以降リョウは学校ではずっと耳が隠れる帽子を被ることになりました。
そういえば「学校ではずっと」で思い出したけど、長男ナオは小1~小3まで「なんか嫌だ」という理由で上履きを履かず、学校ではずっと裸足で過ごしていました。(トイレのときだけ履いていた)
小3の途中くらいで本人的に「日常的に履いた方が良い」と思うことがあったようで、履くようになりました。