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次男の卒園や、ひとりで抱え込んでいた頃の日記

こんにちは。車の免許を持っていない、なかだいらです。
このnoteでは長男ナオ、次男リョウが発達障害の診断を受けた流れ、その後バリ島で育て直しを行った体験の記録を、本人の許可を取ったうえでつづっていきます。
バリ島へ行ったのが2009年。まずはそれまでの日記を出していきます。

2006/3/25「早起き達成」

完全に朝早く起きられるようになった…。
平均、5時起き。目覚ましは使わない。
子供たちと一緒に10時には寝ること、自然と目が覚めてきたときリズムに合わせて起きること、何より「起きねば!」という強迫観念を捨てたことが大きいか。

生まれてこのかた、規則正しい生活をしたことがほとんど無かったのだが、長男のためにトークン・エコノミー(生活リズム版)を導入してから、私の身体にもリズムができてきたようだ。

以下のような表を作って、ちゃんとできたらポイント1。

6:00-7:00 きがえ・げーむ
7:00-7:30 あさごはん
7:30-7:45 かお・はみがき・といれ
7:55    いえをでる
9:00-5:00 がっこう・がくどう
5:30-6:30 あしたのじゅんびをする
6:30-7:00 おべんきょう
7:00-7:30 おふろ
7:30-8:00 ごはんのじゅんび
8:00-8:30 ごはん
8:30-9:00 でざーと・はみがき
9:00    ベッドに入る
9:30    でんきをけす

ただし、私自身スケジュールを把握できない病なので、重要な時間は携帯のアラーム設定をして管理。普通のひとが普通にこなしていることが本当に難しい。ここまでしないと計画を遂行できないなんて情けないけど、これでどうにか普通の生活が営めています。

これを毎日やってる。
改良しながらもう数ヶ月続けていて、なかなか良い感じ。
朝早く起きられるようになってからは、「早くしなさい!」と子供を急かすことが少なくなった。

長男は小食だけれど、お風呂を先にして夕食の時間を遅らせることでだいぶ食べるようになった。
私が徹夜仕事をしなくなった。
深夜のラジオが聴けなくなったのがやや残念。
みんなの家はどんなリズムでしょ。
独身男女だと全然違うんだろうか。

2006/3/26「怖い」

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モコちゃん…。白目で寝てる…。

2006/3/29「深夜の焼きたてパン」

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遥か彼方にピーピー音がする…と、思って目覚めたらパンが焼けてた。
母がタイマーをセットせずに焼いちゃったんだな。
深夜2時のキッチンで焼きたてパンを取り出す。
部屋中、パンの良い香りです。

先日、パン焼きマシーンを購入した母。
最近はお隣さんの分まで焼いてる。今度は天然酵母を使ってみたいとのこと。ドライイーストと全然違うのかな?

2006/3/30「送迎あと2日」

保育園の送り迎えもあと2日。
なんとか出産も4月まで持ちこたえそうなので、入院中の保育園送迎の心配はしなくて良いかも。

間を開けて赤ちゃんができると、こういうメリットもあるんだね。
子供たちがまだ小さかった頃、次男をおんぶして長男を抱っこし、オムツや布団など大量の荷物を持って傘までさして保育園の送迎をしたっけ。
あの頃は大変だったな~。

長男が自力で小学校に通うようになって、想像以上に楽になった記憶がある。この送迎が無くなるなんて!
赤ちゃんが生まれたら、たぶんまた保育園生活がスタートするけれど、今度は長男・次男に手伝ってもらおう。

2006/4/1「今日は何もかも嫌な日」

時々来る、この「何もかも嫌な日」。

朝から良い天気なのに、子供たちを連れ出すことができない。
子供たちは6時から起きてゲームゲームゲーム。
私は10時から来客があり家を空けられない。

ろくに朝食も食べずゲーム三昧の6歳児。
子供の発達にとってゲーム漬けが良いとは思えない。
ダラダラと時間を潰すようにゲームをさせているのが嫌だ。
もっと良い過ごし方があるだろう。
こんなに良い天気なのに

ナオの友達が来て、ゲームを持ってみんなは出掛ける。
太陽の下、個々でゲームに向かって過ごす。
私はこれが耐えられない。
かといって、その場に付き添って行動を監視できない。
ゲームを持たさなければ良かった。

残ったリョウは引き続きテレビゲームに夢中。
10時を過ぎても来客が来ない。
トイレにも行けない。タイミングが本当に悪い。

たまの休みで寝かしてやろうと思うが、パパは10時半を過ぎても起きて来ない
天気がいいから外へ連れて行ってやろう。
ゲームばかりやらせていないで、もっと有意義に過ごさせてやろう。
そういう気持ちが無いんだろうか。

きっと「無い」わけではない。気持ちはあるけどやらない。
私と同じか。
何に腹が立つんだろう?

「よく平気で寝ていられるね!!!」と、死ぬほど腹が立つ。
私が妊婦なうえに、これだけたくさんのことをせねばならないというのに、まったく気遣うこともなく平気でいるってことが腹立たしい。
もうあてにしないし、期待もしない。
これを何度も繰り返してる。

私があてにしている部分、期待していること、気づいて欲しいことって何だろう?
理想的な状態ってどういう状態なんだろう?
たまの休みだからゆっくり寝ていて、という気持ちは本心として私の中にある。
子供たちにもパパを起こさないように静かに過ごすよう注意する。

ところが、8時を過ぎても9時を過ぎても10時を過ぎても起きて来ない。
こうしているうちに「どこへ出掛けるにも時間が無い」という時間になってしまう。
私のイライラが募って来て「いい加減に起きたら!?」と、ブチ切れてやっと起きる。

朝の最も慌しいバタバタをほとんど経験しない。
「そういう人なんだ」と、割り切れば良いんだろうか。
天気の良い日はみんなでどこかへ出掛けよう。
それだけでいいのに。
ゲームやテレビに子守をさせないで、有意義に過ごせるよう努力していこう。
それだけでいいのに。

そんな気持ち、そもそも共有できないのかも。
パパがいなくても車で出掛けられるように、出産後に私が免許を取れば、1日中パパが家で寝ていて、その他の家族だけで出掛けるようになるのかな。
そうして、どんどんパパに期待しない、パパ抜きの生活になって行くのかな。

それとも、ひとつひとつ予定をたてて、「明日、明後日はこのような段取りで行動したいので、何時には起きて何時には家を出られるように協力して欲しい」と伝えればいいのかな。

私自身が中身を変えて、昼まで寝ていても「起きてくれてありがとう」と思えるようにならなきゃだめなのだろうか。
多くを望みすぎているとも思える。
いまでもよくやってくれているし、協力的ないい夫だと思う。
このスタンスは変わらないし、誇れる夫だと思う。
他のひとじゃ続かないと思う。

私がアップアップでパンクしそうなとき、その状態を伝えられないくらい煮詰まっているときに、パパが平気で寝ていて相談すらできず、私ひとりに全てが圧し掛かってくる状態。
これが「何もかも嫌な日」という心境にまでさせるのだろう。

テレビを割りたくなったり、ゲームを4階から捨てたくなったり、子供をぶん殴りたくなったり、地球もろとも吹っ飛んでしまえと思ったり。死んで消えて無くなりたい。そのくらい精神状態が悪い。

でもね…。

冷静に考えたら、パパは別に平気で寝ているわけじゃなくて、何も知らずにただ寝ているだけなんだよね。
これらすべてを分かったうえで寝ているなら爆発だけど、知らないんだもんね。彼を責めてはいけない。
パパの立場で考えたら、ただグーグー寝ているだけでブチ切れの私に雷を落とされる。びっくりだよね。
こういうときはどうしたら良いんだろうか。

数日前より計画をたてておく。
私がこうしたい、と思う理想的な休日にパパが協力してくれるか打診する。

これにつきるのかも。
仕事のスケジュールを管理するのと同じように、休日の過ごし方も細かく書いていった方が良いかもしれない。

つづく

次回は「次男リョウが学童デビューをした頃の日記」をアップしていきます。

■当時をふりかえって補足 2021.9.17
当時は手のかかる子供が複数いたから追い詰められていたんだろうなぁ。いま考えると夫は何も悪くないのです。泊まりのある仕事だからね。疲れて寝ちゃうのは当然。こうして心が揺れながらも踏ん張ること、ここから2年。完全に八方塞がりになり、「もー、日本での子育て無理!」と投げ出したのが2008年なのでした。
パパは相変わらずよく寝てよく育っていますが、そんな私たちも今日(9/17)で結婚24年の記念日を迎えました。

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