【「クリエイティブパワー×ビジネス戦略」で新たな価値を創造する(振り返り編)】~イベント特別企画Vol.3~
2019年9月14日に開催された
「渋谷から世界へ」発信するアイデア募集
「クリエイティブパワー×ビジネス戦略」で新たな価値を創造する
の振り返りです。
トークセッションの内容のおさらいとアイデアソンでの振り返りと反省をしていきます。
では、さっそく始めていきます!
■トークセッションの内容のおさらい
・イノベーションは目的となるものではなく、課題解決に取り組む課程で生まれるものである
⇒課題に対する問いが重要である
・SHIBUYA QWSでは大学などと連携して渋谷から新たな価値創造をしていく取り組みを行なっている
⇒これからビジネスを始めようと考えている個人や法人に対して低価格で価値創造の場を提供
・渋谷(スクランブル交差点)は海外における日本の象徴
⇒映画などで破壊される街のイメージを持たれている
・ニューヨークの意識が高い人たちは環境問題にも関心が強い
⇒日本人は考え方が窮屈であり、環境問題に対する意識が低い
⇒プラスチック廃棄の問題などの取り組みが世界的にも遅れている
・取り組みは行う事が目的ではなく、本質が重要である
⇒プラスチックの問題などもストローをプラスチックから紙に変えているが、ストローよりも圧倒的に大きい容器はプラスチックのままであったりする
⇒他にも紙のストローは木を切って作っているわけであり、二酸化炭素の問題なども考えると本質的にどちらの方が環境に良いのかはわからない
⇒問題ばかりが先行して本質的な課題解決が出来ていないのでは意味がない
・これから渋谷を変えていくのであればダイバーシティではなく、渋谷オンリーの街を作っていくべきである
⇒渋谷特区を作って範囲内は全てキャッシュの街にする等
・渋谷はプライドがなく、何でも受け入れる多様性に富んだカオスな街である
⇒これは良い面でも悪い面でもある
⇒良い面では、スタートアップとインフルエンサーの掛け合わせ党が可能である
⇒悪い面では、何か一つに特化する事ができない
⇒これから新しいものを作っていくのであれば、ITのシリコンバレー、金融のシンガポールなどのように何かに特化した街にすべきである
⇒それにより海外の優秀な人材が集まってくる
・日本人は意見を主張しない大人しい人が多い
⇒悪いように捉えられる事もあるが、内向的なアメリカ人にとっては日本がユートピアである
⇒わびさびの文化は世界からも注目されている
・海外は幼少期から芸術に対する触れ合いがある
⇒美術館は教養や創作活動の一環として利用する
⇒日本はあまり芸術に対する教育を受けていないため、デザインに対する興味が違う
⇒ただ悲観するのではなく、この感性の違いを生かしていけば良い
・現代アートは感情の表現である
⇒日本人は自然からアートを生み出す
⇒日本人は無から何かを生み出す強みがある
■アイデアソンの振り返り
▷目標
150分間で渋谷を起点としたビジネスアイデアを考えて発表を行う
▷審査基準
・渋谷ならではのアイデアであるか
・世界観に魅力があるか
・ビジネスとして実現可能
・ビジネスとクリエイティブの相乗効果があるか
・オリジナリティがあるか
▷取り組み
・タイムスケジュール作成
・メンバーがそれぞれアイデアを考えられるだけ出す
・アイデアをテーマ毎に分類する
・いくつか有望な案をピックアップ
・共通項を見つけ出してコンセプトを決める
・内容を詰めていく
・プレゼン資料作成
・発表
▷自分達のアイデア内容
・渋谷の街一帯をイベント会場とみなし、エンタメの街とする
・日常的なイベントとして地域毎に音楽特区を作り、集客・販売やコミュニティ形成を行う
・月一の定期的なイベントとしてモナコレースやツールドフランスの渋谷版の開催、様々な宗教の大規模イベントなどを実施
・年一のイベントとしてULTRAのようなイベントを開催
・これらを渋谷の街全体を使って行う事でエンタメ特区渋谷を創る
▷優勝チームのアイデア内容
・渋谷のハロウィンは世界的にも有名なイベントとなっている
・ただし、翌日には街がゴミだらけになるなどの負の面もある
・これらを掛け合わせたアイデアとして百鬼夜行をモチーフにしたイベントを開催
・ハロウィンのお化けによって発生したゴミのお化けを街中からスクランブル交差点に集め、ゴミのアートを創る
・百鬼夜行のオリジナルは毎月行われていたが、渋谷のイベントではハチ公に因んで犬の日とされている8月に年一で開催する
■アイデアソンの反省・感想
・取り組みの内容が普段の仕事とはかけ離れており、今までの自分の経験で生かせるものもなく、流れに任せるしかなかった
⇒良い経験として今後に生かす!
・周りに圧倒されすぎて、現状に何が不足しているか、どうすればより良くなるか考えられなかった
⇒メンバーの方々はそれぞれの役割を的確に作って行動する事ができていたが自分は何も出来なかった
⇒もう少し冷静になる必要があった
⇒このような経験をもっと積んで対応力を付ける
・優勝チームはアイデアと短時間での資料完成度が半端なく高かった
⇒審査基準も全て完璧なまでに満たしていた
⇒自チームは渋谷ならではの部分が弱かった
非常に濃密な1日であり、落ち込むレベルでの刺激を受け、とても良い経験になりました。
この経験を糧にこれからも将来の夢に向けて頑張っていきます!
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